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コラム一覧:公用文用語

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言葉の単位  文章 段落 文 文節 単語

2016-08-18

文と文章は意味が違います。文のことを文章と表現する例を多く見ますので,言葉の単位を書いておきます。1 文章 手紙文でいえば,「拝啓」に始まり「敬具」で終わる,文の集合体のことです。言葉の単...

原則は「誰」,例外は「だれ」,その違いはどこにあるか?

2016-01-22

Q  「公用文における漢字使用等について」第1項⑵では,ア 次のような代名詞は,原則として,漢字で書く。    例  俺  彼  誰  何  僕  私  我々と書かれ,ここでは「誰」という代名詞...

致と下と頂は,要らない

2016-01-21

① 建物が完成致しましたので,検分して下さい。満足して頂けるものと思います。➁ 建物が完成いたしましたので,検分してください。満足していただけるものと思います。 この2文のいずれが,読みやすく,...

「風と共に去りぬ」と「風とともに去りぬ」では,訴求力が違う

2016-01-20

  これは,映画にもなったマーガレット・ミッチェル原作の「Gone With the Wind」の邦訳として,いずれが正しい語句の書き方になるか,という問題です。 原作者がこの題名の「With」の「W」を大文字にしてい...

 「宜しくお願い致します」という書き方は間違い

2016-01-19

 漢字と平仮名使い分けの法則,すなわち,「公用文における漢字使用等について」(平成22年11月30日付け内閣訓令)が教えるところに従えば,正しい書き方は,「よろしくお願いいたします。」です。理由1 ...

規則・規程に書かれる言葉の呼び名と意味

2015-04-19

1,題名 題名とは,規則・規程の題名のことです。2,初字・終字・第一字目,二字目 初字は,最初に書く文字,終字は最終に書く文字(句読点などの役物は含まない)です。第一字目は初字と同じで,二字...

公用文用語  「しかし」 と 「ただし」 の使い分け

2014-10-19

Q 私は,上司から,接続詞である「しかし」と「「ただし」の使い分けができていないといって,よく叱られます。その使い分けの目安を教えてください。A 1,接続詞の種類接続詞には,次のような種類...

公用文の書き方 30 謙譲語や尊敬語は使わないこと

2014-10-06

 公用文を書く場合は,「御連絡」の接頭語である「御」や「ます」体の「ます」など、文章を丁寧なものにする丁寧語は使うことはできますが,丁寧語以外の敬語表現(謙譲語及び尊敬語)は、原則として、使わない...

公用文の書き方 29 「ます」体では「です」でなく「であります」と書くこと

2014-10-05

「です」は断定の助動詞、「ます」は丁寧の助動詞ですので、「です」は原則として使わないこととされています。例えば「この問題は重要です。」と書くのではなく,「この問題は重要であります。」と書く方がよ...

公用文の書き方 28 「ます」体で書く場合,「である」体と混用しないこと

2014-10-04

公用文を書く場合、文体は「である」体が原則ですが,公告、告示、掲示、通達、通知、伺い、照会、回答、報告などは、できるだけ「ます」体を用いることとされており,最近は「ます」体が増えてきている,といわ...

公用文の書き方 27 区切り符号の種類

2014-09-28

区切り符号には約20種類あるとされていますが,公用文で使われるものは,次の1から6までの6種類です。7は例外的に使われる場合もありますが,8は使われません。1,句点(。) 文の終端を意味する。...

公用文の書き方 24 句点「。」の打ち方のルール

2014-09-25

 句読点の打ち方に特別のルールがあるわけではありません。 参考になるものに,昭和21年3月・文部省教科書局調査課国語調査室が、各種の教科書・文書などの国語の表記法を統一し、その基準を示すために公表...

公用文の書き方 23 「附」は5つの文字に限って使い,その他は「付」を使う

2014-09-24

「附」は,常用漢字表に掲載されていますが,読みは音字の「フ」のみです。用例としては「附属 寄附」があります。現在「附」は「 附属 寄附 附則 附帯 附置 」の5単語にのみ使われ,その他は「付」を...

公用文の書き方 22 その他,漢字で書く語

2014-09-23

1,連体詞(名詞。代名詞を修飾する言葉のうち活用のないもの)「公用文における漢字使用等について」別紙1(2)イでは「明くる 大きな 来る 去る 小さな 我が(国)」が例として挙げられています。...

公用文の書き方 21 読書万冊,意,自ずから通ず

2014-09-22

 汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)という言葉があります。牛が汗をかくほどの重さと,棟につかえるほどの量という意味から転じて,蔵書の多いこと,多くの蔵書を指す言葉です。この言葉は,日常聞くことはほど...

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