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コラム一覧:建築

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建築 17 建て替え費用が請求できる場合

2013-02-13

1民法635条但し書き民法635条は「仕事の目的物に瑕疵があり、そのために契約をした目的を達することができないときは、注文者は、契約の解除をすることができる。ただし、建物その他の土地の工作物については、...

建築 16 下請負人が建築した建物の所有権者は誰②?

2013-02-12

最高裁平成5.10.19判決は、下請が一括下請の場合で、注文主が一括下請のあったことを知らなかったときについて、⑴ 注文者と元請負人との間に、契約が中途で解除された際の出来形部分の所有権は注文者に帰属す...

建築 15 下請負人が建築した建物の所有権者は誰①?

2013-02-11

東京高裁昭和58.7.28判決は、その後、最高裁平成5.10.19判決の補足意見で引用されるほどのリーディングケースになった判決ですが、この判決は、⑴ 請負人が自ら材料を調達、供給して建物を完成した場合には、建...

建築 14 想定外の軟弱地盤による基礎工事の増額分は、誰が負担するのか?

2013-02-10

東京高裁昭和59.3.29判決は、建築請負契約が、金額を確定額で結んだいわゆる定額請負の場合は、当初の見積金額を超える工事費用がかかったとしても、それが①契約締結時に当事者が予測することができなかった、②...

建築 13 高層ビル建築反対運動が生じたときの紛争解決協力義務

2013-02-09

東京地裁昭和60.7.16判決は、付近住民による激しい反対運動のため、高層ビルの建築ができなかったため、施主が建築請負契約を解除せざるを得なかった事件で、建築会社には、高層ビルの建築を請け負った場合、付...

建築 12 クレームにより建築できない事態が予想できるときの説明義務

2013-02-08

1契約前の調査・解明・告知義務大津地裁平成8.10.15判決は、建設業を専門に営むものは、一般消費者を注文者として建物建築請負契約を締結する場合には、契約交渉の段階において、相手方が意思決定をするにつき...

建築 11 建築途中で倒産しても、出来高分の報酬は請求できる

2013-02-07

1出来高分の報酬請求は可能東京高裁昭和46.2.25判決は、県が発注者、甲が請負業者、乙が下請業者となった県道改良工事で、乙が仕事の途中で倒産した場合でも、乙がした出来高に応じた報酬を甲に対し請求できる...

建築 10 瑕疵ある建築物か未完成の建築物か?

2013-02-06

建築物が完成していない場合は、請負人は報酬の請求はできません。しかし、建築物が完成したが、瑕疵がある、という場合は、報酬の請求が出来、瑕疵担保責任として瑕疵の部分の修補や損害賠償義務を負うに止まり...

建築 9 契約解除は、工事全部の解除か工事一部の解除か?

2013-02-05

最高裁昭和52.12.23は、次の事実関係の下でなされた契約の解除は、契約の一部解除ではなく、全部解除であると判示しました。事実関係①注文主甲と請負業者乙とは、自動車学校の用地の整地、練習用コース周囲の明...

建築 8 注文主の責任で残工事ができなくなった場合の損害賠償額

2013-02-04

最高裁昭和52.2.22判決は、① 乙は甲から甲所有の建物の冷暖房工事を430万円で請負った。②乙は、同冷暖房工事のうちボイラーとチラーの据付工事を残すだけとなったので、右残余工事に必要な器材を用意してこれ...

建築 7 建物の所有者は誰か?

2013-02-03

東京高裁昭和54.4.19判決は、①注文者甲が請負業者乙に、プレハブ建物の建築を70万円で請け負わせた。②乙は下請業者丙に、同建物の建築を53万円で建築する下請けをさせた。③乙と丙との下請契約では、丙が建...

建築 6 ゴルフ場の開発ができなくなった場合の報酬請求権

2013-02-02

ゴルフ場の開発に関する設計及び開発許可申請業務の委託契約の法的性質は、請負契約か、委任契約か?もし、この契約が、ゴルフ場の開発許可を得ることを請け負った請負契約であれば、業者は、ゴルフ場ができない...

建築 5 設計委託契約が結ばれていない場合でも設計料の請求ができる場合

2013-02-01

東京地裁昭和51.3.3判決は、注文予定者甲と請負予定業者乙が、設計施工を内容とする建築請負契約の締結を目指して協議をしたが、金額が折り合わなかったため契約の締結には至らなかった事案で、乙がした設計図の...

建築 4 注文予定者の下請予定業者に対する契約締結上の過失責任

2013-01-31

最高裁平成18.9.4は、次の事実関係の下では、注文予定者甲は下請予定業者丙に対し、損害賠償をする責任があると判示しました。事実関係①甲が施主となり乙に建築工事を発注する予定で、甲と乙とが契約の締結を...

建築 3 契約締結上の過失責任

2013-01-29

東京地裁昭和61.4.25判決は、土地の所有者甲が、あらかじめ建築確認を得ていた設計図に基づき分譲マンションを建築したいと考え、大手建設会社乙社に対し、「丸投げ」(一括外注)方式、すなわち、乙社が元請け...

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