コラム一覧:相続相談
遺言執行者⑩判例に書かれた「特段の事情」の意味
2015-01-31
最高裁二小平成3年4月19日判決は,遺言書は,遺言書に表明されている遺言者の意思を尊重して合理的にその趣旨を解釈すべきものである,と判示した後で,遺言書において特定の遺産を特定の相続人に「相続...
遺言執行者⑨判例④ 最高裁判所第一小法廷平成平成11年12月16日判決
2015-01-30
【判決内容】 特定の不動産を特定の相続人甲に相続させる趣旨の遺言(相続させる遺言)は、特段の事情がない限り、当該不動産を甲をして単独で相続させる遺産分割方法の指定の性質を有するものであり、これに...
遺言執行者⑧判例③ 最高裁判所第二小法廷平成10年2月27日判決
2015-01-29
【判決内容】特定の不動産を特定の相続人に相続させる趣旨の遺言をした遺言者の意思は、右の相続人に相続開始と同時に遺産分割手続を経ることなく当該不動産の所有権を取得させることにあるから(最高裁平成3...
遺言執行者⑦判例➁ 最高裁第三小法廷平7年1月24日判決
2015-01-28
【判決内容】本件遺言は、本件各不動産を相続人である上告人に相続させる旨の遺言であり、本件遺言により、上告人は甲野松夫の死亡の時に相続により本件各不動産の所有権を取得したものというべきである(最高...
遺言執行者⑥判例① 最高裁二小平成3年4月19日判決
2015-01-27
【判決内容】 被相続人の遺産の承継関係に関する遺言については、遺言書において表明されている遺言者の意思を尊重して合理的にその趣旨を解釈すべきものであるところ、遺言者は、各相続人との関係にあっては...
遺言執行者⑤ いわゆる「相続させる」遺言における遺言執行者の権利と義務
2015-01-26
1,問題 実務上非常に多い、いわゆる「相続させる」遺言とは、そも、どういう法的性格を帯びた遺言書であるのか?その遺言書における遺言執行者には、権利(権限)としては、何ができ、何ができないのか?義...
遺言執行者④ 相続財産目録調整義務続き➁
2015-01-25
1,相続人に相続財産を「相続させる」と書かれた遺言書の場合 「私は、全財産を長男丙に相続させる。」など、財産の全部を、特定の相続人に「相続させる」と書かれた遺言書や、「私の自宅の土地建物は、妻に...
遺言執行者③ 相続財産目録調整義務の続き
2015-01-24
1,遺言書が、推定相続人の廃除の場合 人は、誰でも、相続人になろうとする者が、財産を相続させるにふさわしくない非行をしていた場合、推定相続人の廃除の請求ができますが、民法893条によって、遺言書...
遺言執行者② 遺言執行のため必要な相続財産の目録を調整すること
2015-01-23
1,遺言書が包括遺贈の場合遺贈は、遺言執行者が執行しなければなりません。したがって、「私甲は、全財産を乙に遺贈する。」というような、財産全部の包括遺贈の場合であると、「私は、財産の3分の1を甲...
遺言執行者① 何をするの?
2015-01-22
1,遺言執行者制度の目的 遺言執行者制度は,遺言者のための制度です。遺言者が人生最後の意思を遺言書に書き,その実現を遺言執行者に託したのですから、遺言執行者は、どんな困難があっても、その遺言書の...
相続相談 認知されていない子の相続問題
2015-01-15
Q 私は,認知されていない子です。実父が亡くなり2年になろうとしていますが,私には,相続権はないのでしょうか?また,相続権があるとした場合は,誰に,どのような請求ができるのでしょうか?A 1,...
相続相談 14.11.20のコラムに関する質問に対する回答
2015-01-11
御質問をいただきました。14.11.20のコラムで,私は,相続分の放棄をした場合に,他の相続人の相続割合に,どのような効果を生じさせるかを解説しましたが,このときの計算式がよく分からないという質問をうけ...
相続 相続放棄と相続分の放棄の違いと他の相続人への影響効果
2014-11-17
例えば,相続人が,妻,長男,次男,長女で,遺言がない場合は,相続分は,法定相続分になり,妻・・・・・1/2長男・・・・1/6次男・・・・1/6長女・・・・1/6になります。1,長女が相続放棄...
相続相談 節税策としての債務免除(贈与)
2014-10-17
Q 私には,私が経営する会社に対し3億円の貸金債権があります。その会社は,4億円以上の債務超過の会社であり,繰越欠損が4億円程度あります。そのため,私が会社に対する債権を放棄しても,会社に法人税は...
相続 相続分の譲渡を受けるとき,リスクに注意
2014-10-01
Q 先日,母が亡くなり子である甲乙丙3人が相続人になりました。遺言はありません。 したがって,法定相続分は,甲乙丙それぞれ3分の1ずつですが,私(甲)は,乙が生前母から十分な財産の贈与を受けている...
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