コラム一覧:諺にして学ぶ法
人は能力に応じて働き働きに応じて糧を得よ (職能給)
2014-11-22
この諺は,能力給の本質を突いたものであろう。 会社は、従業員に、仕事を評価して、給与を支払う。これが資本主義の資本主義たるゆえんである。 働かざる者、食うべからず、ではなく,働く者,働きに応じた...
解雇に二種又は三種あり。いずれも慎重に
2014-11-21
解雇をする場合、懲戒解雇と普通解雇の二種がある。これに整理解雇を加えると解雇の種類は三種になる。懲戒解雇は、仕事をする能力はあるが悪いことをしたからする解雇、つまり制裁としての解雇である。普...
一字違えば意味違う (相続放棄と相続分の放棄)
2014-11-20
相続の放棄と相続分の放棄は,一字違うだけで,意味が全然違ってくる。相続の放棄は,相続人ではなくなるということだ。だから,債務も相続しない。え!あの親父め。残してくれたのは,借金だけか。だったら...
必要は法なき所に法を生む (判例の意義)
2014-11-19
サブタイトル 「宅地並み課税制度の導入が、小作契約に与えた影響」 市街化区域にある農地が、宅地並みに課税されることになった時、最も困惑したのは、農地を小作に出してたお百姓さんだ。小作料が安...
責任を負うは責任は負わぬの意なり
2014-11-18
人好株式会社がショッピングセンターを建築しようとしていることを耳にした口説上手助が,手抜建設株式会社の手抜悪太郎社長を連れて,人好株式会社へ出向き,手抜建築がいかに手抜きをしない誠実で優秀な会社...
権利とは消えるインクで書かれた約束事
2014-11-16
与三郎「そりゃあな。一分もらって,有り難うございますと,礼を言って,けえるところもありゃあ,百両,百貫もらっても,けえられねえ場所もある。ええ,ご新造さんへ。おかみさんへ。お富さんへ。いやさ,お...
ただでもらった魚は毒が回ったふぐかもしれない
2014-11-15
毒が回ったふぐなど,貰わない方がよい。 相続分の譲渡(贈与)を受けるときは,毒が回っていないかどうかを,よく調べることだ。毒とは,ここではマイナス資産の意味だ。ただほど高いものはないという言葉...
漢字は歌舞伎役者で仮名は黒子なり
2014-11-14
白と黒を「混ぜる」と灰色になり,白と黒を「交ぜる」と縞模様になる。店を「開ける」と客がわんさと来るが,店を「空ける」と来なくなる。「とんぼ返り」をすると見物人からやんやの喝采を受けるが,「とんぼ...
利用変われば,税変わる
2014-11-13
ある地主さんの話だ。借地人から「今ある居住用建物を壊して,賃貸用ビルに建て替えたい。承知していただけないか。むろん,地代の値上げには応ずるよ。」と申し入れられて,喜んだ。しかし,表面は,難しい...
財動く時,税生ず
2014-11-12
嫌で嫌でたまらなかったあの女房と,やっと念願の離婚ができた。財産分与に,あの土地をやっても惜しくはないわい。さあ,やるぞ。と言って与えた土地の財産分与。財産の移動の一つだが,財動く時,税生ず,...
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