コラム
子どもの遊びとコミュニケーション力
2011年12月13日 公開 / 2012年9月20日更新
「子ども時代の遊びが、
大人になってからのコミュニケーション力に影響する」
これは、決して過言ではないことです。
今回は子どもの遊びの変化が、
コミュニケーション力の低下を招く可能性について、
取り上げたいと思います。
外遊びが完全に衰退したとは言えませんが、
現代の子ども達はネットやゲームで遊ぶ時間が
20~30年前に比べて格段に増えました。
20~30年前の子ども達は、鬼ごっこ・かくれんぼ・
野球・サッカー等の遊びで夢中になっていました。
これらの遊びに共通していることは何でしょうか。
そうです。
これらは仲間がいないとできない遊びです。
当時の子ども達は遊ぶためには、
仲間に入れてもらうことが前提でした。
意地悪をした時、自分勝手をした時は
仲間外れにされました。
その経験から・・・
どういった言動が人を傷つけるのか、
どういった言動が相手に喜ばれるのかを、
失敗を繰り返しながら学んできました。
とても貴重な経験だと思います。
この積み重ねが、社会に出てからの
コミュニケーションの基礎となり、非常に役立ちました。
ネットやゲームによる遊びが一概に悪いとは言えません。
しかし、仲間に入れてもらうための学習の機会というのは、
少なからず子どもの時に経験しておくべきことです。
かつては遊びを通して学んできたコミュニケーションの基礎。
この機会が失われた子ども達が
大人になってコミュニケーションに苦労するのも、
一理あるわけです。
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