中條新次郎プロのご紹介
岡山から世界へ 歯の大切さを発信(2/3)
子どもたちに笑顔を
ベトナムには少なく見積もっても7、8000人のストリートチルドレンがいるとされています。ストリートチルドレンとは経済的、あるいは社会的な理由で路上生活を余儀なくされた子どもたち。学校にも通えず、健康状態も劣悪です。
中條さんは2001年に歯科医師らでつくるNPO法人に参加し、初めて目にしたストリートチルドレンの歯の状態に息を飲みました。「ほとんどの歯が日本では考えられないレベルの虫歯になっている子をたくさん見ました。健康な歯でおいしくご飯を食べることは青少年の健全育成には欠かせません。虫歯の予防啓発や歯磨き指導などで手助けをしたい。いや、しなければならないと決心させるのに十分な光景でした」
DNOWを結成した中條さんは、さっそくベトナム・ホーチミン市を年2回程度訪問し、地元NPO組織と協力しての歯科ボランティア活動を開始。岡山大医歯薬学総合研究科の高柴正悟教授から技術面でアドバイスを受けながら、約300人の子どもらに長期的な治療を行っています。
子どもたちの歯の状態を写真撮影し、どれくらい良くなったか、予防の効果は出ているかを記録したり、親や教師など世話をする人たちへの予防啓発など地道な活動ばかりですが、やりがいは十分。「私たちが訪問すると、子どもたちが笑顔で駆け寄ってくれるんです。継続してやってきたからこその成果だと自負しています」
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