Qインプラント治療の専任スタッフの必要性について

2015年6月1日

コラムカテゴリ：医療・病院

Q:インプラント治療を勧められましたが、手術に対する不安があります。
治療期間や費用についても相談したいのですが、医師には相談しづらくて、、、。

A:
インプラント治療は歯科医師の専門知識と高度な技術はもちろん、歯科用CTや超音波研削機器など、正確な診断や難症例にも対応できる設備を整えることによって、質の高い歯科医療を提供することができます。しかし、医師の技術や設備があれば治療できるというものではなく、術前・術後の管理も大切なのです。
効率的な管理を行うため、近年では歯科医院に「インプラントコーディネーター」を配置する動きが高まっていいます。インプラントコーディネーターとは、医師と患者の架け橋となり、情報を伝える役割を担う存在。治療を始める前に、まずは患者さんの要望や予算などを十分に聞いて不安を取り除き、ほかの治療法とも比較しながら、インプラントのメリット・デメリットについて説明します。そして、口腔内の状況や検査結果をもとに、治療の流れや期間、費用を提示したり、術後のメンテナンスの必要性について説明します。最近では、説明用ツールとして「ISIシステム」という治療計画ソフトを用いる医院もあります。術前の口腔内状況と術後のイメージが写真のようなきれいな絵でパソコンに表示されるので、患者さんからは「イメージしやすく分かりやすいといった声が多く聞かれています。
インプラントコーディネーターは「医師からインプラント治療を進められたけど、よく分からない」、「治療するのが怖い」といった患者さんの不安な気持ちに寄り添ってくれる存在でもあります。納得のいく治療を行うためにも、設備が整い、信頼できる専任スタッフがいる歯科医院を選ぶことが望ましいといえるでしょう。

この記事を書いたプロ

世界へ歯科医療を広めるプロ

中條新次郎（医療法人　中條歯科医院）

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