コラム
Q前歯の審美的なインプラント治療について
2015年6月1日
Q:前歯が1本抜けてしまいました。対人関係の仕事をしているので、インプラントで審美的な回復を望んでいます。きれいで自然な感じになりますか?
A:
前歯のインプラントは奥歯に比べ、治療の難易度が高いといわれています。それは、前歯が特に目立つ部位であり、人と話をするときや笑った時、食事をする時などに見た目の美しさや審美性が問われるからです。審美性を重視する前歯のインプラント治療は、単に穴を開けてインプラントを埋入するだけではありません。人工骨を使用して本来の骨の形に造成する「ポーンマネジメント」や、歯肉の形・厚みまで考慮して歯肉移植を行う「ティッシュマネジメント」という高度な技術で治療することにより、天然の歯のように美しく、見た目が自然な仕上がりになるのです。
ちなみに、奥歯はインプラント周囲炎を予防するための清掃性や、安定したかみ合わせを維持するための機能性を重視したインプラント治療を行います。
前歯のインプラント治療を受ける前には、必ず医師の実績を確認して、カウンセリングを受けるようにしましょう。テクニックはもちろんですが、周囲の歯との調和や歯並び、歯茎の美しさといったビジュアルセンスも兼ね備えた医師を選ぶことが必要です。さらに、歯科用CTなどで正確かつ精密な画像診断を行ったり、治療のシミュレーションをしながら分かりやすく説明してくれるかどうかもチェックしておきましょう。
また、最近では、歯だけでなく口周り全体の審美性を追及する人が増えています。インプラント治療に加え、唇やほうれい線など口唇領域のヒアルロン酸注入療法を行い、トータルなオーラルビューティケアに取り組んでいるクリニックもあります。
美しい口元を手に入れたいという方は、医師に相談してみるのもよいでしょう。
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
中條新次郎プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
中條新次郎のソーシャルメディア