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PRINCE KICK BOXING CLUB (プリンス キックボクシング クラブ)

コラム

神護 FINAL ~漢は拳で殴り合った分だけ絆が強くなる~

2016年7月9日

2015年早々、空気は一変しました。

いよいよ府内町店が軌道に乗ってきたのです。

このチャンスに一度、府内町店の店長から降りていた秀翔を社員として採用しました。

秀翔は店長だった時とは見違えるように働きました。

初期の府内町店で経験した地獄の様な生活が、秀翔を大きくしていました。

自分自身も秀翔に苦しい想いをさせてしまったことを反省し、安心して実力を発揮して働ける職場にしようと勉強を続けていました。

お互いが成長し、「PRINCE KCを一緒に盛り上げていこう」と決意して二人で再出発の乾杯したあの日を自分は一生忘れません。

このチャンスを掴んだPRINCE KCの会員数はどんどん増えていきました。

PRINCE KC同様、PRINCE REVOLUTIONも回を重ねるごとに最高入場者数を更新し、盛り上がっていきました。

自分も対戦相手が見つかればメインイベントで強豪選手と戦い続けました。

全ては【大分にキックボクシングを広める】という目標の為。

メジャー団体のチャンピオンを目指している訳でもない、ファイトマネーが良いわけでもない、かつての夢だったK-1MAXも存在しない・・・。

いつの間にか試合に勝っても自分自身に満足感はなく、“安心感”しかないことに気がつきました。

【皆が喜んでくれてよかった】

その感情しか湧いてこない・・・自分に残された闘争本能の火はもう僅かでした。

【もう自分のためには戦えない】

自分の好きな歌の歌詞。

「高い枝を見上げるあまり
足下の花を踏んでないか
誰かにとって大事なものを
はかりにかけて汚してはないか

強さの意味を違えてないか
守ることで奪ってないか
勝ろうとして 膝まずかせて
あなたに一体 何が残ろうか」

この歌を聞いた瞬間、自分は涙が止まりませんでした。

本当にそんなキックボクシング人生でした。

自分は何人もの人を殴り、蹴り、これまでやってきました

“本当の強さ”とは試合で勝ち続けることではない。

チャンピオンになることでもない。

もう自分が試合をしても何も残らない。

自分の欲の為に戦うのは・・・もう終わりにしよう。

【今度は自分が奪う側ではなく、与える側になりたい】

それがキックボクシングに対する恩返しでもあり、自分が今まで踏みつぶしてきた全てのものに対する恩返しだと思うようになりました。

これが引退を決意するきっかけでした。

そして・・・2016年 7月10日。

いよいよ明日、人生最後の試合で秀翔と対戦します。

自分にとって“大切な家族”であり、仲間であり、同志であり・・・

とにかく特別な存在です。

この試合を迎えるにあたり自分自身、大きな葛藤がありました。

秀翔を小さなグローブで本気で殴れるのか・・・

本気で戦えるのか・・・

周りは何を求めているのか・・・

秀翔は何を望んでいるのか・・・

どんな結末が待っているのか・・・

周りの意見も「どっちを応援して良いかわからない」という声が大半でした。

ある恩師からは「この戦いに意味はあるのか?」と問われました。

自分自身、正直わからずに居ました・・・。

“世の中すべてのものに意味がある”・・・この言葉を信じて追い込んできました。

ずっと葛藤の中にあった自分を救ってくれたのは、やはりカツキさんでした。

自分の追い込み期間中にカツキさんは「真剣殴れ!蹴れ!そんなんじゃ倒れんぞ」と実戦練習の相手をしてくれました。

【カツキさんは引退してしばらくトレーニングもしていないのに何故そこまで・・・】

毎日、ボロボロになり、足を引きずりながら帰るカツキさんを見て心が痛みました。

最後の追い込み練習を終えて、カツキさんにお礼の言葉を伝えている際、自分は見逃しませんでした。

カツキさんの目にうっすら涙が滲んでいる・・・

自分は衝撃的でそれ以降はカツキさんが何を言っているのか耳に入りませんでした。

【カツキさんは自分との空白の時間を埋めようとしていたんだ】

そう直感しました。

「漢は拳で殴り合った分だけ、絆が強くなる」

カツキさんと自分は6年ほど離れていましたが、この2ヵ月で6年分の会話を拳でしました。

【これが今の自分です。強くなっていますか?】

カツキさんの涙が答えだと、自分は受け止めています。

自分も秀翔と、“自分たちにしかできない、わからない、拳の会話”をしたいと思います。

そして秀翔とさらに絆を深める戦いにしたい。

“神護 FINAL”

奪い合い、踏みつぶす戦いではなく・・・想いやり、愛ある戦いへ。

2016.7.9 神護

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