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「千古一回の新」 第一声と第一歩で差をつけろ!

2012年8月2日 公開 / 2014年8月5日更新

テーマ:スマトレ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

先日のコラムで農業高校生の研修会のことをご紹介しました。
そのときに書いたのが、タイトルの
「第一声と第一歩で差をつけろ!」です。

就職の面接試験に臨む若者をレッスンする機会があり
再びこの言葉を掲げたくなりました。
今の若者、一人一人話をすると実に良い人ばかりです。
家族や友人を思いやったり、将来のこともしっかり考えています。
しかし、集団になると『個』は身を潜め、『集団』の中に隠れてしまう傾向があります。
まるで「いや、私なんて、バカでいいんです」と言いたいみたいに。
でも、会社は手ごたえのある人を求めています。
言われたことがちゃんと理解できる。
理解したことを相手に伝えることができる。
理解に基づいて行動する。
できないことには努力をし、伸び代を感じさせる・・・そんな人が
認められていくのです。

就職の面接では、面接官は親切に話を聞いてくれませんよ。
限られた時間の中で、多くの人間を見極めていかなければならないのです。

もし、60秒なりの自己PRの時間を与えられたなら
これを最大限に活かしましょう!
漠然と考えてきました・・ではダメです。
自分の何を相手に伝えるのか・・しっかり、何回も何回も考えて作り上げていきます。
そして、それをあたかも今心のままに話しているように、、、
そう見えるまで、作り上げていきます。

中国の言葉に「千古一回の新」というのがあります。
例え千回練習をしても、今この一回だけという新しい気持ちで何事にも取り組む。
今このときは一回きりである・・ということです。
何回練習しても、新鮮な気持ちで本番に臨むことが大事!
ということですね。奥深いです。

さて、インタビューは、何を聞かれるか分からない。
圧迫面接だと緊張して、「ええ」「はい」しか言えないことも考えられます。
ですから、自分のすべてを伝えるくらいの気持ちで
自己PRは、しっかりと作りましょう!
さらに、ラッキーなことに、もし「最後に何か言いたいことは?」などと
ラストチャンスをもらえたら、これも最大限活かす準備を!
「この仕事に大事なことは、○○、○○、○○だと考えます。
 そのために、私は、△△、△△、△△を重ねる努力をしていきたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願いいたします!」
と、言い切るくらいの『押し』を持ちましょう。

そして、まず、入室の時、
 ①明るく大きな声で「失礼します」「よろしくお願いします」
この第一声で差がつきます。
 ②お腹に力、背中を伸ばす、口角上げて。礼は背中をまっすぐ切れよく。
この第一歩で差がつきます。
体の切れと、頭の切れは比例していると、私は思います。
頭の切れる人は、動きもキビキビしているものです。





「お、元気で闊達な子が来たぞ!」
との第一印象を持ってもらえたら、こっちのもんです。
基礎点がきっとあがります。
その後の採点も、期待できるかもしれません。
第一印象は、それくらい大切なものなのです。
上の二つを心がけましょう!

もちろん、レッスンの彼にも、自己PRの内容や
声や姿勢を指導しました。
がんばれ!!
いい結果、待ってますよ^^

この記事を書いたプロ

玉野井ちさと

声と話し方のプロ

玉野井ちさと(有限会社 音や)

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