これまでの人生がすべて、みんなの役に立てられることが有難い（3/3）

4年のブランクを経て、自分にしかできない仕事に巡り合う

　その後、2人のお子さんに恵まれ、子育てに専念し4年が経った頃、ご主人が勤務する会社の先行きが思わしくなくなり、慌てて仕事を探すことになった森﨑さん。当時、下のお子さんはまだ0歳。7回の転職、4年も仕事をしていない自分に余裕と自信が持てず、できる仕事は何もないような気持ちになったそうです。
　そんな時、友人から生命保険の仕事を紹介され、「子どものころからお金を扱うことが好きだったし、働きながらキャリアを積めるかも」と飛び込むことを決意。とある会社で働き始めたものの、商品の勉強をするうちに「お客さんにとって、もっと効率良い保険設計をして喜んでもらいたい」と感じ、数多くの商品を扱える『ほけんの110番』に移籍しました。
　幼い頃からいろんな悩みや困難を乗り越え、さまざまな仕事を体験して、すべてを貴重な学びとし糧としてきた森﨑さん。だからこそ得た「いろんな立場の人の話を聴き、理解してまとめる」力。現在は保険の仕事を中心に、昨年立ち上げた『光のみち』で個人事業や副業を始めたい人に経営アドバイスとサポートをおこなっています。
　2020年、自然の多いのどかな地域に、新たに自宅兼オフィスを構えました。美しく素晴らしい環境にも関わらず、高齢化と過疎化が進む竹中地域を盛り上げるため、若い人に知ってもらう活動もしたいという森﨑さん。「ゆくゆくは、集まった人それぞれの強みを活かして、助け合うことで成り立つコミュニティをつくりたい。」自分自身も大切にしながら、周りの笑顔のために何ができるかを考え、行動する素敵な女性に、あなたもきっと、元気と勇気をもらえるに違いありません。

（取材：2021年6月）

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