変額保険とNISAの違い

三重野徹

三重野徹

テーマ:資産形成

こんにちは。
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

最近投資に前向きに取り組む人が増えているようです。
なかでも人気がある資産運用の方法として
変額保険やNISAがありますが、
どのような違いがあるかご存知でしょうか?

大きな特徴の違いとして
・死亡保障が欲しい
・保障を確保しつつ大きくお金を増やしたい
など
保障と資産運用を1度に手に入れたい人に向いているのが変額保険です。


一方のNISAは、
・毎月の投資金額が少ない
・個別株などに幅広く投資したい
・年齢に関係なく長期投資したい
などの人に向いています。

それぞれの特徴についてもう少し詳しく見ていきましょう

①変額保険


変額保険は生命保険としての保障と運用をすることで
将来の資産形成もできるという特性を合わせ持っており
一般的な生命保険とは仕組みが少し異なります。

一般的な生命保険と同じく、
被保険者が死亡・高度障害・三大疾病など所定の
状態に該当した場合に保険金が支払われますが、
変額保険は運用次第で万が一の死亡保険金や
満期保険金・解約返戻金などが変動します。

運用がうまくいっていれば死亡保険金・満期保険金などが増え
逆に、運用が上手くいっていなければ減ります。

ただし死亡保険金については最低保証があるので
基本保険金額を下回ることはありません。

払い込み保険料は一部を特別勘定として
保険会社が投資信託などで運用します。

将来に向けて運用などを始めたいが
・運用先について調べたり考えたりする時間がない
・運用初心者のため自ら商品を選んで運用をすることに不安を感じるといった人

は、保険会社に運用を任せられるので手間がかかりません。

変額保険には有期型と終身型の2つの種類があるほか
将来保険金を年金として受け取れる変額個人年金保険があります。

有期型は5年10年など保険期間が定まっていて、
満期を迎えると満期保険金を受け取ることができます。
終身型は解約しない限り保障が一生涯継続します。
変額個人年金保険は一括または毎月払い込んだ保険料を運用し
年金受け取り開始時期になると運用実績に応じた年金を受け取ることができます。

また、税控除のメリットもあります。
毎年の掛金は一般生命保険料控除の対象になります。
所定の条件を満たせば年末調整や確定申告により所得税で最大4万円
住民税で最大2万8000円の所得控除の適用を受けることができます。

毎年の所得税住民税を減らし、 万が一の保障を得ながら 大きくお金を増やすことも期待ができる商品と言えるでしょう。


②NISA


NISAとは株式や投資信託の配当金や分配金
値上がりで得られた利益が非課税になる国の制度で
小額投資非課税制度と言います。

2024年から制度が改正され
積み立て投資枠・成長投資枠の2つの投資枠を利用できるようになりました。

多くの金融機関では、毎月1000円程度
ネット証券などでは100円程度から投資を始めることが可能で
口座開設や運用維持の費用もかかりません。

NISAは自分のタイミングでお金を引き出すことが可能なので
・教育資金
・住宅資金
・余暇資金など
老後資金以外のお金を貯めたい人
にも向いています。

生命保険料控除のような所得控除はありませんが、
非課税期間が無期限になったので、
何年経っても運用益に税金がかからないのは最大の特徴と言えます。

毎月拠出できる資金には限りがありますし
運用にはある程度の期間も必要となります。
それぞれの特徴をよく理解した上で自分にあったものを
早めに始めてみてはいかがでしょうか?


投資について不安な方はみらいマネープランニングにご相談ください。 サポートいたします。


新NISA制度や資産形成について基礎から学びたい方は、お金の小学校大分校で一緒に学びませんか?

授業日程が合わない方は個別にて開催しますので、一度ご相談ください。

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三重野徹
専門家

三重野徹(ファイナンシャルプランナー)

みらいマネープランニング

ファイナンシャルプランナーとしてだけでなく公的保険アドバイザーとしても年金や健康保険、介護保険等といった公的な保障をアドバイスし、将来を見据えた「未来設計図」をお客様と一緒に作るお手伝いをしています。

三重野徹プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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