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松尾隆

家族を幸せにする住まいを提案する住宅診断のプロ

松尾隆(まつおたかし)

株式会社 まちづくりコンサルネット

コラム

子どもの第二反抗期を乗りきるための家づくり

思春期 家づくり ノウハウ 

2018年4月3日 / 2018年4月6日更新


■思春期のLDK
マイホームに入居後、4~5年で始まる子どもの思春期は、親子の正念場のひとつです。挨拶や返事をしない、服装が乱れる、大きな音を出す、部屋にこもる、母親に暴言を吐く。優しかった子供がなぜこうなるのか、どうすればよいかがわからず、「反抗期の子どもに疲れた」という親は少なくありません。
※LDKとはリビングとダイニングとキッチンの総称で、ファミリールームのこと。

■荒れる理由
教育専門家によると、思春期の子供たちは体の変化と心のギャップに戸惑い、友達関係を大切にし、異性に興味を持ち、先輩後輩といった上下関係に驚き、周りを気にし始めます。そして次第に「依存する存在から自立した存在になりたい」と、親と距離を置くようになります。「もっとかまって!」と「ほっといて!」の間で揺れ動く自分自身をコントロールできません。思春期の反抗は大人になる準備期間で、だれもが通る道。

■理想的な親の対応
理想的な対応とは観察し、見守ることに徹することだと教育専門家はいいます。つまり以下のことができる親になりなさいと指導します。
親の意見を押し付けるのではなく、子どもの意見を尊重すること。子供のプライバシーを守り、親は干渉や親子間のスキンシップを控えること。夫婦喧嘩に巻き込まないこと。小遣いや門限などのルールを決めること。
特に母親は子供の「当たられ役」になる場合が多く、それを助長しないためにも、十分に子離れすることが大切だといいます。これができるママなら問題はありませんが、出来ないママはどうすればよいのでしょうか?


■家庭問題は住宅でなおる?
心の問題は原因がわかっても、それを治すのは難しいといわれています。多くの場合、家庭問題は家族間の生活スタイルの違いから生まれますが、それは間取りによって左右されるのです。だから、家庭問題は住宅の問題を解決することで治すことができると、私は考えています。

●原因はLDKのカタチ!
今までの居場所が、思春期の子供たちにとっては居心地が悪くなったということではないでしょうか?つまり、定番間取りのワンルーム型LDKでは親の干渉が強く、心身が休まらないのです。なぜなら、そのLDKは、母親が幼児期の子どもの世話をしやすく、スキンシップしやすいように作られていたはずです。
結果的に、親への反抗と居場所への反抗が重なって、物にあたる、壁や机をたたく、部屋に閉じこもったりするのではありませんか。

■松尾の対策提案
LDKの大事な役割は、家族愛を嫌味なく、自然に感じさせること。疲れた体と心を横たえ、「そっとしといてネ」といわなくても家族が察知してくれる居場所を持つことが情緒を安定させる特効薬と言えるでしょう。以下に、LDKにある居場所を子供自身でつくり直すためのサポート例を挙げました。

□対面キッチンでも、干渉を少なくする工夫をする
□ダイニングとリビングをラック等で仕切る
□食卓やソファなどのレイアウトを変える
□食卓の椅子を子供が選んだものに買い替える
□子どもに自分だけの収納家具を与える
□それぞれ、お気に入りの場所を新たにつくる

■一緒に考えませんか!
LDKのカタチについて知って欲しいことが3つあります。1番目、カタチにはワンルーム型、ツールーム型、スリールーム型の3タイプがあること。2番目、カタチは個々人の志向性で異なること。3番目は、カタチはライフステージの変化に伴い変わることです。
思春期の家庭、成人した家庭、そして夫婦二人暮らし、独り暮らしに対応できるLDKは、どんなカタチになるのでしょうか?或いは、模様替えしなくいいLDKのカタチはあるのでしょうか?あなた方夫婦に相応しいLDKを私と一緒に考えてみませんか。


■松尾の「家族関係がよくなる家づくり・ノウハウ」を紹介したコラム集です。
http://mbp-oita.com/machicon/column/

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