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松尾隆

家族を幸せにする住まいを提案する住宅診断のプロ

松尾隆(まつおたかし)

株式会社 まちづくりコンサルネット

コラム

キッチンの場所で、差がつく、家族愛 

ママ よろこぶ キッチン

2018年2月21日 / 2018年4月26日更新


■思いやりは台所で育つ
我が家は、外階段で上がった2階に玄関、LDK、夫婦室。キッチンを通り抜け、内階段で1階に降りると子ども部屋、トイレ、洗面、浴室があります。
お腹をすかして帰ってきた子供たちのために、外階段を上がる音や「ただいまー」という声を聴いてから、妻はいつも、料理をつくり始めました。子供たちは、「今日の晩ごはんは、なあに?」と聞きながら、階下の部屋に降りていく。料理する音を聞き、匂いをかぐことで、母親に見守られている気配を感じて、どれだけほっとしたことでしょう。一方、妻は外階段を上がってくる子供たちの足音で体調や心情が分かるようになり、料理でなごませたり、元気づけるようなひと工夫ができたと言います。
料理は愛情。料理する台所は、『思いやり』を育てる場所だったのです。

■食べる知恵を学ぶ台所 
キッチンは通り道なので、否応なく、食材や調味料、道具などが目に触れます。何より、つまみ食いがしやすかったから、四季折々の食材と献立、食材の見分け方、調理の仕方、片付け方などを子どもたちは知らず知らずに覚えていきました。
我が家の台所は、人間にとって一番大事な『食べる知恵』を学ぶところだったのです。

■料理する人を心地よくする台所
料理する人が『心地よく』感じ、リラックスできなければ、思いやりも教えることもうまくいきません。心地よさは人それぞれですが、外向的な人と内向的な人では心地よさの基準が異なります。
外向的とは興味関心が自分以外に向き、外部の刺激で心地よくなる人のこと。だから台所は、屋外的、社交的に開かれた位置が合います。内向的とは興味関心が自分の内部に向き、外部の刺激に疲れやすい人のこと。だから、籠もることができる場所がお勧めです。

■台所場所の適正チェック
キッチンは家族の絆づくりの源点、そして家族愛を育てるところ。だから、設置場所がとても重要になります。 
前述の「思いやりが育つ」、「食べる知恵を学ぶ」、「心地よさ」の3要件で、キッチンの場所の適正を知るチェックリストをつくりました。計画中の間取りプランをチェックしてみませんか?
当てはまる項目数が7つ以上あれば、「世話好き」「堅実」「好奇心旺盛」、「クリエーター」「従順」「アネゴ肌」など、外向的な性格タイプに合う場所になっています。

【キッチンの場所チェック】
□家の外から台所の様子が垣間見える
□帰宅する家族の様子がわかる
□帰宅する家族の足音などが聞こえる
□「行ってきます」「ただいま」の声が聞こえる
□料理の香りがして、それとなく献立が伝わる
□一日に何度も通る
□料理する手元が家族に見える 
□いろんな調理道具や食材などが見える
□つまみ食いがしやすい
□家族が料理を手伝える
□毎日の天候や四季の変化がわかる

■先日見つけた土井義晴氏のコラム『料理する意味』がとても素敵でしたので、ご紹介します。特に、 「料理することはすでに愛している。食べることはすでに愛されている」が印象に残りました。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/262438.html

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