ジェルネイルってホントのとこどうなの???　セルフでも大丈夫?　大切なのはデザインより付け方よりオフ(落とし方)と事前のネイルケア!　育爪　大分市　ネイルサロン

こんにちは、ライフコンディショニングRe;Birthの矢野ユウジです。

今日は午後にちょっと時間が出来て自分のジェルネイルも伸びて痛んできたので付け替える事に。
なのでジェルオフの実況してみましょう(笑)


その前にまずジェルネイルの種類について少しご説明します。

一口にジェルネイルと言っても大きく分けて2種類に分類されます。

①ハードジェル
・仕上がりがカチカチに出来上がり艶も長持ち
・ロングネイルが作れる
・固く出来上がるため薄く作ると破損しやすい
・溶剤で溶けない為オフ(外す)ために全て削り落とさないといけない

②ソフトジェル
・仕上がりに弾力があり薄く作れる
・長く厚く作ると折れやすいのでロングネイルには不向き
・溶剤で溶かしてオフ出来るため自爪を痛めにくい

ざっくりこういった違いの2種類があります。

で、わたしが使用しているのはバイオジェルスカルプチュアというソフトジェルとクリストリオというハードジェルです。

使い方としては下地とカラーはバイオジェル、仕上げのコーティングにクリストリオといった具合。こういった組み合わせはお店や技術者によってさまざまだと思います。

それを踏まえて、さてジェルオフしていきましょう！

まず表面のコーティング分のジェルを削ります。
その表面に専用の溶剤をコットンにしみ込ませてジェルをくるんで


専用クリップで挟んで溶かします(アルミホイルとかゴムサックとか道具は色々あります)

約10分経ったら溶けてぺろーんw


ジェルを除去したら爪の表面を極細のスポンジバッファで慣らします。

その後ジェル用のネイルケアをしたらオフ完了。

そのあとなんやかんや技術して新しいジェルネイル完了！　今回は今やってるモンスターハンターのギルド装備っぽくしたのです(趣味全開←)！


ここまでオフの仕方書いといて付け方書かんのかーい!って突っ込み入りそうですが(笑)、正直言ってジェルネイルの付け方は全く知らない人でも1日勉強すれば可能です。

勿論メーカーや先に書いたジェルの種類で細かくは違いますが、ジェルの作り方自体は難しくありません。最近やってる方も多いレジンでのアクセサリー作りとやってる事はそんなに変わらずあれを爪の上にやってるようなもんです。

じゃあ何故高いお金を出してプロに頼むのか？

それはジェルの装着より装着前のケアと衛生管理、自爪を痛めないオフの為の高い技術力、そして装着継続の為の管理がとても重要だからです。

例えば「せっかくお金だしてジェルネイルしたから長くしておきたい！」と思うのは勿論な気持ちだと思いますが、自爪が伸びればジェルの根元や周りが「浮いて隙間が空く」という状態が出てきます。

この状態を長く放置しておくと、隙間から入った水分や汚れがバクテリア等のエサとなり菌類を繁殖させてしまう可能性があります。俗にいうグリーンネイルという病状ですね。

そしてそのグリーンネイルは適切な消毒をしないままジェルネイルを装着する事でも発症する可能性もあるのです。　爪の表面の雑菌等を適切に除去できてないとそういった菌類バクテリア類をジェルで爪に覆いかぶせてしまう事により手を洗っても落ちない状態にしてしまうからですね。

そして大事なオフ(落とし方)の技術力。　ハードジェルの場合は装着時にも180番から200番程度のヤスリで爪の表面を傷つけなければなりません。ジェルが固くなるため取れにくくするため爪に食い込むようにですね。
なのでオフの時もその分まで削らなければならないので、爪の厚さによってはホントに薄くなってしまう場合もあります。そうならないようにする高い技術力や、場合によっては使用するジェルがお客様の爪に合わない場合はその旨を伝えて他の技術をオススメしたりするカウンセリングの仕方が大事。

ソフトジェルも溶剤で溶かして取るから爪が痛まないかといえばそういう訳でもありません。　溶剤には必ず「アセトン」という溶剤が含まれており、このアセトンの含有量が多ければ多くのソフトジェルは溶かせますが、その分爪や皮膚を乾燥させてしまう可能性もあります。
なのでお客様の手先の状態をしっかり把握したうえでその溶剤を使ってよいか？　溶かす時間は規定でよいか？　等の調整も必要です。　場合によってはお客様の爪が割れやすくなるといった悪影響も考えられます。

そして最も大事な事は「ジェルネイルを付けた手先の使い方を練習する」事です。

当たり前すぎて「は？」ってなりますが(笑)これがホントに大事。　ジェルは爪の表面にアクリルを固めたものです。その状態で缶のプルタブとかを爪で開けたりお弁当や食材のラップを爪を立てて剥がしたり、気付きにくいとこでは重い鞄なんかを持った時にギュっと指先を握りこんだりしたらそれだけジェルに圧力がかかって爪から剥離する結果になります。　それはこちらのコラムにも書いた爪の構造で触れていますが、爪の表面の層を無理やり剥がしてしまい、結果爪が割れやすくなったり形が悪くなってしまうという大きなデメリットを含んでいるのです。

そういったジェルをした指先の使い方、普段気付きにくい生活習慣の説明や指導がプロからお客様へ伝える大事な事柄なのです。


ジェルネイルは自由なデザインや長持ちする艶など、自分で見てもとても楽しくなるステキな技術です。

ですがそこにはプロが必要な技術・知識・経験が必要だという事を知っていただきたいと思います。　そこも踏まえてジェルネイルに興味を持ったらまずは是非ネイルのプロにご相談下さいね！