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小林弘幸

年金・相続に強いファイナンシャルプラン設計のプロ

小林弘幸(こばやしひろゆき)

小林FPコンサルティング事務所

コラム

奨学金を借りる選択をする前にちゃんと考えていただきたいこと

教育資金

2018年1月4日



前回の教育資金のお話に続き、
今回は、少し突っ込んだ奨学金のお話をします

重い内容になるので、とても申し訳ないのですが・・・

子供を持ち、その子がこれから中学、高校と進学し、
さらに大学、短大を目指すお気持ちを固めている
ご家族のみなさんに、
ぜひ読んでいただきたいと思います

教育資金の中で特に高額なお金のかかるのは、
もちろん大学・短大への進学です

学校外の塾などもお金がかかりますが、
理系私立大学の4年間、
または医学系私立大学の6年間に比べたら
少ない方です

貯蓄で十分に賄いきれない部分は、
家庭からの毎月の支出です

そして、家庭からの支出が困難となると
奨学金を借りるということが
今ではごく当たり前のことになっています

わたしは奨学金のお話を
高校やPTAで行う仕事を請け負っている関係上、
あまり過激なことは言えませんが、
大事なことなのできちんと伝えていきたいと思っています

子供が社会に出て、返済が始まると、
かなりキツイ現実が待っている
ということを知っておいてほしいのです

わたしは現在、
大分と福岡でFPとしてお金の相談を受けていますが、
ご夫婦のどちらか、またはご夫婦の両方が
奨学金を払い続けているという方は少なくありません

相談内容の中身としては、
親元を離れて暮らそうと思う、
結婚を控えている、
子供ができる、
住宅を購入しようと考えているなど

そのすべての相談において
奨学金の返済がまだ残っているという現実が、
いろんな夢や計画を考えている方々の
大きな足かせになっているのです





奨学金は
借りる時は書類を提出するだけですので、
とても安易に借りやすく
在学中は返済しなくてもよいので、
大きな金額を借りていることの実感がありません

一方、社会人になって、銀行から
400万円相当のお金を借りる時には、
収入の確認や信用状況の審査があり
借り入れを断られることさえあるのにです

奨学金は、申し込みさえすれば、
ほぼ100%に近い方が受けられます

だからこそ、余計に注意が必要なんです

大学を卒業して、社会人となり、いざ働き始めると、
そう簡単には高い給料がもらえるわけではない
ということが身に染みてわかってきます

少ない給料の中から、
毎月きちんと返済をしなくてはならないからです

3月に卒業をして、
4月に晴れて新社会人としてデビューして
ようやく社会生活に慣れてきた10月から
奨学金の返済が始まります

その時になってはじめて、
奨学金を借りてまで進学したことが、
自分の人生でどういう意味を持つのかを
真剣に考えることになるのです

FPとして願わくば、
奨学金を借りる時は、
将来の返済計画を20年先まできちんと考えてから、
利用していただきたい

20年先までですよ
そのくらい重いものになることを
十分に考えて下さい


現在、日本学生支援機構の奨学金は
全学生数347万人中38.4%、
実に133万人の学生が利用しており、
全学生の2.6人に1人が借りている状況です
総額にして1兆944億円になります

月当たりの利用状況は
無利息の第1種奨学金で平均月5.3万円
有利子の第2種奨学金で平均月7.4万円

1人当たりの合計借入額は、
無利息の第1種奨学金で平均236万円
有利子の第2種奨学金で平均343万円

そのうち、支払いが延滞している割合は、
第1種奨学金で4.0%
第2種奨学金で3.6%
(平成27年度末)

こんなデータを見せられると、
親として、できることはないのか?
子供として、できることははないのか?
そしてわたし自身FPとして、今できることはないのか?

いろんなことを考えてしまいます

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