マイベストプロ大分
篠原丈司

経営者に伴走する人事・労務サポートのプロ

篠原丈司(しのはらたけし)

社会保険労務士 篠原事務所

お電話での
お問い合わせ
097-574-4604

コラム

代休の未消化分を買い取るということ

2017年1月15日 公開 / 2018年8月30日更新

テーマ:給与

休日出勤の処理方法



お正月気分もどこへやら、昨日の土曜日もセミナーに
登壇しています。



私自身は労働基準法上の労働者ではないので、
休日労働も何もありませんが、



仕事がどうしても終わらなくて、休日出勤をする
という方も多いでしょう。





労務管理上では概ね、


振替休日

代休

休日労働手当の支給



といった3つの選択肢の中から処理していきます。




  


イベントなどで事前に予定されているものであれば、
振替休日を使うことも検討出来ますが、


忙しい会社は実務上、代休となるケースが
ほとんどです。




間違えやすい代休の運用




土日が休日のケースで考えてみると、
金曜日の夜に残業しても終わらず土曜日も出勤。


「どこかで休みを取ってね。」


これは代休です。



何とか日曜は休めたので、法定休日労働の日は
ありませんが、


本来の給与計算では、土曜日の休日労働が
週40時間を超えていれば、1.25以上の
割増賃金を支給する必要があります。



翌週に代休を取ったとしても、「1」の分が
相殺されるだけなので、


0.25×労働時間×1時間単価を
支給しなければなりません。


ミスが起こりやすい1点目です。





2点目は、


代休を取得する権利を持ったまま、
行使をしない状態が続いた時に発生します。



「代休を使う暇が無くて10日も溜まっている。」


という話を聞きますが、


これは、単に賃金未払いの状態になっている
ケースがほとんどです。



代休を与える予定だから、賃金を支給しなくて
良いというものではなく、


本来は、賃金締切日までに代休を取得出来なければ、


(割増率は様々ですが)

休日労働に対する賃金を一旦支給し、
代休を取った時に1日分控除をするという
運用が適正です。




そういう意味では、代休の未消化分を年度末に
買い取るという会社もありますが、


完全な違法状態だということです。

この記事を書いたプロ

篠原丈司

経営者に伴走する人事・労務サポートのプロ

篠原丈司(社会保険労務士 篠原事務所)

Share
関連するコラム

コラムのテーマ一覧

篠原丈司プロのコンテンツ