自己治癒能力を活性化しながら、自在に動かせるカラダ作りを提案（1/3）

検査で不調の原因を見つけ出し、リセットする独自のメソッド

　大分の閑静なマンションの一室に、大分県内のみならず、九州、関西、関東から、様々な身体の悩みをもつ人々が訪れる綜合整体院があります。それが「GENRYU式 綜合整体」。院長の安部元隆さんは、徒手による施術とパーソナルトレーニングで身体を改善に導き、“源流”つまり体の歪みを元の状態に戻すこと、即ち、症状を和らげる「対症療法」ではなく、あくまでも原因を取り除く「根治療法」に徹します。「例えば、家が雨漏りした場合、濡れた床部分を何回拭いても、それは一時的なお話。しかし雨漏りの原因である天井の穴を見つけだして、そこを塞げば、雨漏り自体しなくなるということです」と安部さん。
　施術の特長は、すべてが明瞭であること。初診の方には、いきなり施術は行わず、まずは、筋肉や関節、神経や皮膚など、本人の身体の現況について、具体的な説明を行うところからスタートします。重要なのは、筋肉だけでなく、カラダの動かし方、歩き方などの癖までも診ること。そして、痛みや痺れといった機能障害の原因の箇所を見つけます【検査】。
　「まずは問診と理学検査によって、施術できる内容（機能障害の部位）と、施術できない内容（病理的変化の部位）を、明確にします。例えば、骨の変形や圧迫骨折、半月板損傷や靭帯損傷、靭帯の肥厚など、病理的変化が起こっている場所は、手術等が必要になってくるため、専門の医療機関をご紹介致します。もし、関節が硬くなっている場合や、関節の袋が硬くなっている場合、筋肉に硬結がある、筋膜が癒着している、靭帯が短縮している、臓器の変位や圧迫など場合（機能障害）は、徒手による施術で、改善が見込まれます」。そして、患者さんに提示するのは、不調の原因はどこで、施術でどこまで改善ができて、期間はどれくらいかかるかということ。
　施術後の理想は、患者さんご自身が、継続的に健康管理ができるようになることで、そのために、帰宅後に家で自分でできるトレーニング方法をお伝えします。「自分のカラダは自分で守る。そのために、正確な知識と情報を知り、セルフケア方法を体調に合わせて更新していけば、自分のことは自分で出来る身体になります」。
　真摯で的確な施術の根底にあるのは、総合病院や整形外科で10年間、理学療法士として、あらゆる疾患に対応してきた経験値の多さ。独立後の施術経験も含めると、過去14年間で5万1000人もの患者さんに、施術してきました。