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コラム
気が付いたらモノが増えてしまう人のための、買い物3つのポイント
2022年6月24日
私は片づけを通じ、誰かのマネをするのではなく「暮らしを選べる人」を増やす活動を始めて10年目。小中高の4人の子どもを育てる親です。
先月、片づけが苦手な人はモノが家に入ってくる入口を狭くし、出口を広くするよう意識し、コントロールすることが大切であると書きました。
「片づけが苦手だった私が、当時考えていなかった2つの大切なこと」
記事より 片づけが苦手だった私が、当時考えていなかった2つの大切なこと
今日のテーマは、モノの入口をどうやって狭くするかです。
入口といえば、やはり買い物。人からモノをもらったりすることもありますが、買い物で入ってくるモノの量と質を自分でコントロールできると、圧倒的に家の中のモノの管理が楽になります。
そこで、今回は、気が付いたらモノが増えてしまう人に向け、家に入ってくるモノの量と質をコントロールするための買い物のポイントを3つ紹介します。
その1.買うときのワクワクより使うときのワクワク
モノを買うときはとても楽しいです。いつもよりお得だったり、半額だったり、ポイントが10倍も20倍もついてきたら、お金を支払いモノを手に入れる瞬間にワクワクします。
でも、家に入ってくるモノの量と質をコントロールするためには、お金を払う時のワクワクではなく、手にしたモノを使う時のワクワクを大切にして欲しいのです。
例えば、洋服。
2枚のトップスを選び、会計をしようとレジに行くと、2枚買ったら、3枚目は半額!と聞き、それはお得だからと、3枚の洋服を追加し買うと、とても得をした気分になりますよね。
しかしいざ、家に帰ってみたらどうでしょう。
最後の1枚は、とりあえず得をするために買った1枚です。結局着る機会がないままクローゼットの奥にしまいこんだままになっているかもしれません。
洋服が欲しいというより、得をするために手に入れてしまったのです。
その結果、ほとんど着ていないから、もったいなくて捨てることができないということになるでしょう。
私は以前。タグが付いたままで未使用の服がクローゼットにたくさんかかっていて、結局普段着ている洋服が、クローゼットの外に積み重ねられているお宅にお邪魔したことがあります。
タグ付き未使用の服は、すべて安かったから買ったけど、あまり気に入らなかったモノばかりでした。
得をしたい!という感情だけでモノを手にする買い物は、ただモノを増やし、管理が大変になるだけです。
買うときに、少し高いなぁ…。と思っても、本当に気にいるモノであれば、何度も着用し、結果安く済んだということになります。
だから多少の値段の違いであれば、着る時(使用時)にワクワクできる買い物をして欲しいものです。
その2.誰かの定番に惑わされるな
不景気になると定番のモノが売れると言われます。
なぜなら、みんな失敗したくないからです。確実な道を歩みたいから定番といわれるモノを選ぶのです。
その気持ちはよくわかります。しかし、それはあくまで世間の定番であって自分の定番であるとは限りません。
定番といわれるモノでも、自分の好みや生活スタイルに合わなけば意味がありません。
先ほどの、タグがついたままの服がたくさん並ぶクローゼットの中には、未使用のボーダーのトップスが何枚もありました。
その理由は、住民の女性が「夏の定番は、ボーダーと思った」からです。
確かにさわやかなイメージのあるボーダー柄は、夏のイメージが強いです。しかし、自分がボーダー柄が好きでなかったら、意味がないのです。
定番は自分で作るもの。言葉に惑わされず、自分にとっての定番は何だろうと考えて欲しいと思います。
その3.誰から便利は私の不便かも
世の中には便利グッズがたくさんあります。それは多くの人が使って便利だよと証明されたモノでしょう。
私も子どもが小さい頃、離乳食作りの便利グッズ、ベビーカー周りを使いやすくするための便利グッズを色々と購入しました。
使ってみないと便利かどうか判りませんが、便利!という文句につられて買ったからといって、自分の生活は便利になるとは限りません。
ひょっとしたらただモノが増えただけで、逆に不便になり、管理や後片づけが大変なってしまうこともあるのです。便利と言う言葉だけに飛びつかないようにしないといけません。
そのために重要なのは、自分がどんな効果を求めて買い物をしたいかを知ること
例えば、冷蔵庫の収納の便利グッズ。
確かに何かが便利なのかもしれないません。
でも自分は、食材を取り出しやすくしたい便利さを求めているのか、食材をできるだけたくさん収納したいその便利さを求めるのか、それとも見た目もよく、使いやすいという便利さを求めているのか、
自分はどのような効果、便利さを求めているのかを理解していると、便利と言う言葉に安易に飛びつかなくなり、目的を持った買い物をすることができ、買い物の失敗も減るでしょう。
自分だけの「モノを選ぶ基準」を作ろう
買い物は、日常生活に欠かせないものです。時にはストレス発散にもなる行為です。
でも、その買い物が、家でのモノの管理が、大変になるかどうかの大きなカギを握っています。
買う時のワクワクだけで決定せず、誰かの定番に惑わされず、誰かの便利に振り回されず、自分だけのモノを選ぶ定義を少しずつ作り上げることで、家にモノが入ってくる入口が狭くなります。
その積み重ねで、家の中のモノの量と質が変わり、後片づけなどのモノの管理が楽になることにつながるのです。
次回は、出口を広くするためのポイントです。
コチラの動画でも話しています。
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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)
1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、「選ぶ」から始める片づけや暮らし方を伝える活動中。
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