藤澤正寛プロのご紹介
腰は低く、志は高く。常に依頼者の立場を考え、パイプ役を全うしたい(2/3)
20代の苦悩や挫折を乗り越えて、今の自分がある
現在30代半ばの藤澤さんが、行政書士になるまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
親戚に障害を抱えた叔母さんがいたので、高校の頃は、心理カウンセリングやソーシャルワーカーに意識が向くようになりました。そして大阪の大学の社会学部に入学し、心理学を専攻。しかし実践的な講義が少なかったことから次第に興味が薄れ、将来の道を司法書士へと方向転換します。「勉強していくと民法や会社法など、身近な法律の知識が深まっていくのがすごく楽しくなり、また友達から法律について相談されるのも嬉しくて、どんどんのめり込んでいきました」。
卒業後は大阪に残り、司法書士事務所でのアルバイトや、資格学校で派遣社員として働きながら、司法書士の資格を取得するために猛勉強します。「時には、親からの仕送りだけで勉強を続けた時期や、心が折れて勉強から離れていた時期もありました」。
毎日誰とも話さず勉強三昧で、最低限のお金で暮らし、贅沢することもなく、スーパーで半額の惣菜を買う日々。孤独と向き合う20代でした。
そんな藤澤さんが、地元へ帰ることになったのは2013年。「公務員の父が、行政事務を20年以上続けたことで行政書士の資格が取得でき、定年退職後に事務所を開くので、手伝いをしないかと言われたのがきっかけです」。その時、心の中を占めていたのは、試験に合格することなく、挫折して故郷へもどる悔しさと情けなさ。「何一つ成し遂げられずに帰る惨めさがあり、司法書士の勉強を辞めると決めた時は、人生が終わった気持ちでした。これまでずっと応援してくれていた両親に、司法書士に合格して恩返しをするんだと思ってましたから。その志が達成できず辛かったです」と振り返ります。
その思いを振り切るかのように、父の補助をしながら行政書士の勉強を始めた翌年、試験に見事合格。行政書士として登録したのを機に、父は事務所を退き、一人で新しい道を進むことになったのです。
かつて節約生活を送っていた藤澤さんだからこそ、ホームページや看板などはすべて自分で手作りという慎ましさも。「ようやく人生がスタートした気分です。20代の葛藤や挫折はマイナスだと思っていましたが、これからはそれがプラスになるよう活かしていき、両親への恩返しはもちろん、依頼に来られた方にも全力で対応していきます」。
さまざまな苦労や壁を乗り越えたからこそにじみでる人柄や真摯な思いが、これからの活躍を期待させます。
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