西田稔彦プロのご紹介
地域に息吹を吹き込み、まちを活かして面白くする(2/3)
社会人になり開花した芸術的感性
故郷は竹田市で、竹田で教鞭を執っていた祖父と台湾人の祖母をもつクォーター。司法書士の父の仕事の関係で、幼少期に大分市に移り住みました。小さい頃は美術が好きで、図鑑を見ながらクワガタをデフォルメしたイラストを描くなど、クリエイティブなことに興味をもつ子どもだったそう。
地元の高校から美術の道に進もうと試みるも、狭き門だったことから大学へ進学。そこで経済を学んだ西田さんは、資本主義に変わる新たな仕組みが、これからの社会に必要なのではと感じたといいます。
就職氷河期で就職活動に苦戦し、広告代理店を希望したものの、卒業後は、最終的に縁のあった地域科学研究所に入社。社会人として試行錯誤していくうちに、「このままではだめだと思って、週末に絵画教室へ通って絵を描くようにしました。それがすごく楽しくて、たくさんのアーティストの方との出会いもありました」。絵を描く時間をもつようになってから、水を得た魚のように元気になっていった西田さん。眠っていた芸術的感覚が、ぐんぐん呼び起こされたといいます。
それに比例して、職場でも成果を上げるようになった西田さん。仕事に打ち込み、結婚をして家庭をもち、人生を歩む中でずっと特別な場所だったのが、生まれた地であり、たくさんの思い出がつまった竹田市でした。「数年前に思い立って、祖父が住んでいた築160年ほどの古民家をリノベーションして、週末カフェを開いてみたんです。その際、まちの中に入っていき、リアルなまちの動きや内実を間近で見て、これまで机上のデータとして見てきたものを、実際に体験できたことは、貴重な勉強になりましたね」と振り返ります。
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