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コラム

社員インタビューまとめ

2019年11月25日

テーマ:社員・求人

コラムカテゴリ:ビジネス

社長インタビュー

平井慎一 代表取締役社長

【そもそも地域科学研究所とは何をする会社なのか?】
平井:私たち地域科学研究所では、地域の公共施設をどのように使っていくのか、費用の問題なども含めた計画づくりのお手伝いをしています。なぜなら日本は、2008年をピークに人口減少が進み、高度成長期に造られた学校や文化ホールなどの公共施設が人口に対して余っているという現状があります。

しかし学校などの公共施設は地域コミュニティーの拠点であり、それを失うことは地域の灯りが消えるのと同じことです。豊かで暮らしやすいまちづくりのため、あるいは活力ある地域づくりのためには、空いた施設をリノベーションするなど、民間でもっと活用していくことが地域の活性化につながると感じているからです。

私たち地域科学研究所では、地方にこそ大きな可能性があると考えます。高い技術力を培い、地方公共団体の経営サポートを行うことで地域貢献、社会貢献の一役を担っていかなくてはいけません。そのためにある3つの経営理念は、

1.私たちは豊かで活力ある地域社会づくりに貢献します。
2.私たちは社員の幸せを通して、お客様の幸せ、取引先の繁栄、会社の繁栄を実現します。
3.私たちは人と人との関係、人と自然の関係を豊かにします。

これからも、地域に根付き、お客さまと粘り強く会話をしながら成果を生み出せる、そんな長期的ビジョンに共感できる仲間と一緒に成長していきたいと思っています。

【地域科学研究所が求める人物像は?】
平井:私たちの強みであるICTの力ももちろん必要ですが、やはり人としてのアナログなコミュニケーション力も大切です。お客さまだけではなく、私たちはチームで仕事をする職場なので、チームワークの面でも、人と人とのつながりを大事にしていくことが何より大切であると考えます。

地域の活性化を行うプロフェッショナル集団として、地方から発信できる可能性は無限です。そのための人財育成にも力を入れているので、県外にもどんどん出てたくさんのことを吸収し学んでほしいと思います。現にアメリカやフランスへシステム研修に出向き、ICTの新しい技術を取り入れていこうとする社員もいます。

そこで学んだノウハウは、コピーするのではなく、自分のフィルターに落とし込んでその地域に合った形にカスタマイズして、アウトプットすることが大切。私たちはこれからも地域の活性化を通じた新たな雇用の創出を目指し、地方それぞれの魅力を再発見、発信して、幅広い分野で多くの活動を展開していきます。豊かな地域社会の発展に向け、そのための大きな力となる人材を求めています。

Eさんのインタビュー

公共イノベーション&サポート事業部 主任

【入社してから今まで携わってきた仕事は?】入社から4年目まで、市町村の財務書類の作成支援システム開発を担当。その他には、市町村の公共施設を管理するシステムの開発や導入にも携わりました。

そこから公共施設などの運営を支えるシステム、いわゆる「ファシリティマネジメントシステム」に関わりたいと思うようになり、現在はその開発に携わっています。クライアントが必要とするサービスの開発を担うのが私の役割です。

【現在の業務のやりがいやおもしろさはどのようなところに感じますか?】
市町村で整備をしている情報をもとに、リスク管理を含めてクライアントのサポートを行えることです。依頼された市町村の規模や予算をふまえ、今後どの程度の改修が必要になるかを推計し、クライアントが希望する状態に達するための計画を立てる。その技術的支援にやりがいを感じます。

大学時代、プログラミングを学ぶかたわら学部と院で統計学を専攻していたので、統計の知識が業務に生かせているのはうれしいですね。

また、私はコーディング自体が大好きな根っからのエンジニア気質でもあるので、システムの設計や開発に携わること自体におもしろさを感じています。

【システムエンジニアとしてファシリティマネジメントに関わる上で、特に重要だと感じる能力は?】
業務の垣根を越えたコミュニケーション能力です。弊社はまちづくりを総合プロデュースするため、エンジニア同士だけでなく、まちづくりディレクターとも協業します。双方向的に理解し合えるコミュニケーションを心がけています。

それから、現場の声をシステムに反映させるのも重要な役目の一つ。ペアやチームで動き、クライアントとも多面的なコミュニケーションをとれるよう積極的に働きかけています。

【クライアントが地方公共団体(市町村)ということで、業務上で注意をしていることは?】
難しい内容をなるべくわかりやすく伝えることですね。市町村のシステム導入にあたって、最終的な判断を下すのはシステム設計・開発になじみがない方々です。そういった方々にシステムについてきちんと理解して検討してもらうために、難しい用語を使わずになるべくかみ砕いて伝えるようにしています。

それから意外と重要なのが、私たちの熱意を伝えること。その地域がどれほど好きで、どれほどよくしたいと思っているかどうか、包み隠さず伝えるようにしています。現場で仕事をしていると、熱意は人を動かすと感じる瞬間は多いですね。

【地域科学研究所を志望したきっかけと入社の決め手となったものは?】
子どもの頃は、隣同士に建てられた幼稚園と老人ホームの園児と高齢者が日常的に交流する光景を見ていました。そうした地域で育ち、「さまざまな人が共存できるまちづくりに携わりたい」と思ったのが、地域科学研究所を志望した理由です。

そして入社の決め手となったのは、「システム開発ができる」「地方で働きたい」という2つの条件を満たしていたこと。そして、地域科学研究所が掲げる「私たちは社員の幸せを通して、お客さまの幸せ、取引先の繁栄、会社の繁栄を実現します」という理念にひかれたからです。社員を大切にする姿勢を会社全体から感じられたことも決め手の1つとなりました。

【社員を大切にする姿勢とは、具体的にどういったことですか?】
育成環境や福利厚生の充実ですね。特に社外研修の充実度は素晴らしいと思います。東京で行われるIT系の研修には毎年参加しますし、昨年はAWSの研修に参加するためにアメリカまで行かせてもらいました。技術に関するフォローアップはかなり手厚く行われており、技術力では都心部のIT企業に決して引けをとりません。

また、福利厚生に関連して、役職に関係なく休暇がとても取りやすい環境だと思います。子どもの入学式や卒業式などのイベントがあれば、社員は休みを取るのが普通。むしろ社長から「行ってきなさい」とすすめられます。ワークライフバランスは間違いなく保障されていると感じます。

【社内での雰囲気がいいということでしょうか?】
そうですね。社内でさまざまな人とコミュニケーションをとる機会が頻繁にあるので、職種の壁を越えて話しやすい空気は常にあります。いつも情報が共有できているので、何かあってもすぐにサポートしあえる安心感があって心強いです。

地方で40年以上続く企業にしては珍しいかもしれませんが、弊社ではslackというチャットツールも導入しています。これもコミュニケーションが活発である理由のひとつだと思います。

それから、社長や会長を含めた全社員が、おのおのの社員が提出する日報を見られる仕組みも、他社ではなかなかないのではないでしょうか。日報の中の「業務提案事項」という欄では、会社をより良くするためのアイデアを誰でも提案することができます。

実際、提案に対して会社側が動き、実現したケースもありました。こうした取り組みもあって、社員と社長の距離も近く、廊下ですれ違ったときにも気軽に会話をしている光景が日常です。

また、西日本を中心に8つある弊社の事業所の全社員が集まる「全体会議」を年4回開催。まちづくりに関するグループワークやフィールドワークを共同で行っています。普段は顔を合わせない仲間たちと一緒に町を歩きながらまちづくりのアイデア出しをするのは、とても刺激的な時間です。社員同士があらゆる角度からつながりやすい環境は、弊社の大きな魅力だと思います。

【地域科学研究所にフィットする人材とは?】
システムエンジニアとしての技量も大切ですが、まちづくりが好きで、地域をよくしていきたいという熱意が重要だと思っています。私が今の仕事に熱中できるのは、結局のところ、まちづくりが好きだから。好きだからこそ、エンジニアリングの知識を効率的に身につけられるし、市町村に対しての熱意をもって関われるのです。

加えて、したいことにチャレンジできる機会は多いので、頭を働かせながら常に行動に移せるような人だと、より成長しやすいと思いますね。また今後、弊社が事業を拡大していくにあたり、AIに関する知見がある人が来てくれるとうれしいですね。しかし、技術は手段にすぎないので、専攻分野は何であれ、物事の本質を捉えて課題解決できる思考力があることが最も重要だと感じます。

この記事を書いたプロ

西田稔彦

地域に新しい価値をつくり、まちや人を輝かせるプロ

西田稔彦(株式会社 地域科学研究所)

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