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平井慎一

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平井慎一(ひらいしんいち) / 経営

株式会社 地域科学研究所

コラム

Uターン就職インタビュー記事

2019年11月25日

テーマ:社員・求人

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 陶芸 教室退職 手続き

就業を目指している方の多くは、自身が居住している場所から通勤できる範囲のなかで探していると思います。しかし、なかには自分が生まれ育った地域で働きたい、もしくは今は居住していないが、自分の好きな地域で働きたいと思っている方も少なくないでしょう。

今回は、Uターン、Jターン、Iターン就職について、地方に移住するメリット・デメリットや、Uターン就職経験者のインタビューを見つつ、Uターン就職成功の秘訣についてお話しします。

Uターン、Jターン、Iターンとは?

現在、居住していない地域で就業する方法はさまざまですが、そのなかでも多いのはUターン、Jターン、Iターンの3つで、それぞれの概要は次の通りです。

【Uターン】
進学や結婚、就職などで地方から都市に移住した人が、地方に戻って就職することを指すものです。沖縄から大学進学で東京に出てきて、卒業時に沖縄で就職するために沖縄に戻る。大阪から東京に出て就職し、5年働いた後に退職。再就職先として地元である大阪の会社に行くといったケースが「Uターン」です。

Uターンをする理由はさまざまですが、「都会での生活に憧れを持って上京したものの、数年間暮らしたうえで地元の良さに改めて気づいたから」「地元で両親が病気になってしまい介護が必要になったから」といったことが考えられます。

【Jターン】
JターンはUターンと非常に似たタイプですが、異なるのは都市から地元に戻るのではなく地元の近くに戻って就職するという点です。

例えば福岡県大川市から東京の大学に進学し、福岡県福岡市で就職するといったケースが「Jターン」です。都会での生活には慣れなかったものの、都会の利便性だけは享受したいといった場合によく利用されるタイプです。

【Iターン】
都会で生まれ育った人が、縁もゆかりもない場所で就職することを指すものです。例えば東京出身の人が農業に憧れて北海道の農場で働く。漁師に憧れて青森県で漁師になる。陶芸をやりたくて佐賀県唐津市で陶芸家に弟子入りするといったケースが「Iターン」です。

また決まった職業があるわけではないものの、旅行で訪れた場所で自然や人の温かさに触れ、どうしてもそこに住みたくなったため、その場所で働き口を探すといったケースもIターンの1つです。

地方に移住するメリット

Uターン、Jターン、Iターン。それぞれタイプは異なりますが、共通点としてはどれも都市から地方へ移住して働くという点です。

こうした働き方を選択する人がいるということは、地方に移住することに何かしらのメリットがあるということになります。そこで、地方に移住することのメリットについて見ていきましょう。

【ストレスからの解放】
都会、特に東京は世界でも有数の通勤ラッシュがあり、毎日のように満員電車に乗らなければならないことにストレスを抱えるケースも少なくありません。このストレスは精神的な面ではもちろん、健康面において大きな問題が生じることもあります。

これに対し地方では、都会に比べれば通勤ラッシュも少なく、指を動かす余地もないほどの満員電車に毎日乗り込まなければならないといったストレスはありません。Jターンの場合は地方のなかでも大きな都市での就業となりますが、それでも東京に比べればストレスを抱える可能性は低いと言えるでしょう。

【慣れ親しんだ場所で暮らせる】
Uターンの場合、自分が生まれ育った親しみのある場所に住めるというだけでも、かなりのストレス解消につながるのではないでしょうか。精神的な安定があれば、仕事に集中することもでき、大きな成果を上げられる可能性も高まります。

また両親の近くに住めることで、万が一のことがあった際にすぐに駆け付けることができるのも精神的な安定につながります。

【自然豊かな場所で働ける】
UターンやIターンでは、自然が多く環境の良い場所に住みながら働くことが可能です。またすでに結婚をして子どもがいる場合、休日はキャンプやピクニックをするなど、都会暮らしとは違う環境のなかで子育てができるということも、地方に移住することの大きなメリットといえるでしょう。

さらに地方であれば都会のような保育園の待機児童問題も少なく、共働きがしやすいこともメリットになります。

【生活費が安い】
物価や家賃が安いことも地方に住むことのメリットの1つです。特に家賃に関しては、東京の場合、駐車場代だけでも月に4~5万円かかることも珍しくはありません。地方であれば、その金額で2LDK以上の賃貸住宅に住むことも可能です。

住む地域にもよりますが、都会では難しい大きな一戸建て住宅の購入も地方であれば夢ではありません。

【プライベートな時間が増える】
都会で働く場合、一戸建て住宅に住めたとしても、予算的に郊外でなければ購入することができず、会社までの通勤時間が1~2時間もかかるということも十分にありえます。そうなると通勤だけで往復2~4時間となり、家で過ごす時間は少なくなってしまいます。

しかし地方の場合、土地代などが都会に比べ安いため、駅に近いなどアクセスのよい場所に住んだとしても、それほど多くのコスト増とはなりません。そのため通勤時間も短くなり、その分を家でゆっくりくつろいだり、家族と出かけたりといった時間に充てることができます。

地方での就職成功の秘訣とは?

地方で就職を成功させるための秘訣を2つご紹介します。

【1:地方移住のメリットにばかり気を取られない】
地方での就職を考えたとき、どうしても移住のメリットばかりに目がいきがちです。メリットだけを追い求めて移住をしてしまうと「こんなはずではなかった」と後悔することになります。しっかりと考えたうえで、選択をする必要があります。

【2:地方で就職をする目的を明確にする】
なぜ、その地域で就職をしたいのか。これを明確にしないと成功させることは困難になります。
理由は人それぞれにあるかと思いますが、漠然と地方で就職したいと考えているだけではうまくいかない場合があります。

神奈川県から当社で働くことを選んだ従業員へのインタビュー

最後に、実際に地方での就職を経験した地域科学研究所のSさんへのインタビューをご紹介します。

Sさんの出身地は宮崎県です。学生時代は電気情報工学を学び最初の就職地は神奈川県で、電気系エンジニアや工場用機械の組み立てなどを7~8年間行った後、Jターンとして大分県に移住。現在は地域科学研究所で地方自治体さま向けコンサルタントとして働いています。

【前職を退職した理由は?】
最初に就職した会社では、設計ができるということで入社したのですが、メンテナンスや組み立ての仕事ばかりで、自分のやりたいこととのアンマッチングが最大の理由です。また当時の仕事はエンドユーザーの顔が見えず、自分のやったことの反響が感じられなかったということも、退職を考えた理由の1つです。

【九州へ帰ろうと思ったのはなぜですか?】
自分が生まれ育った九州はたくさんの自然が常にありました。しかし東京ではがんばってお金をかけて食や自然を得るという感覚なんです。

自然に囲まれて育ったこともあり、なぜわざわざ東京にいる必要があるのだろうと考えているうちに、九州の良さがどんどん恋しくなっていき、仕事のアンマッチングもあって九州へ帰ることを決意しました。

【地元の宮崎県ではなく大分県を選択した理由は?】
高校までは宮崎でしたが、大学時代は熊本と北九州だったので、どうしても宮崎というよりは、九州へ戻りたいという気持ちが強かったんです。

そして前職を辞めた時にちょうど、九州のUIJ合同企業説明会があることを知り、参加したところ、自分のビジョンと合致した会社が当社でした。宮崎の企業も見ていましたし、並行して受けてはいました。

ここは社員の育成に力をかけていたり、給与も良かったりと待遇が良かったこともあって、最終的に当社を選択しました。ただ大分県でも実家に帰ろうと思えば車で2時間半ぐらいですし、大分県が良かったというよりは、九州であるということが重要だったんだと思います。

【大分で働いてみて関東で働いていた時との違いは?】
仕事の内容が異なるためなんとも言えませんが、オフィスでの過ごし方はどこでも変わりません。

今は地方であっても東京と同じ内容の仕事ができると感じています。業務以外だと、関東よりも日が出ている時間が長いせいか、徒歩で通っているせいか「ゆったりしてるな」と感じています。あと、前職のときは神奈川県戸塚市に住んでいましたが、同じ家賃で戸塚より倍の広さの部屋に住めているのも大きな違いですね。

【九州に帰りたいものの、仕事がないのではと思っている方へ伝えたいことは?】
東京で行われているUIJの合同説明会へ行くことをおすすめします。合同説明会にしか出展していない企業や、思ってもみなかった企業と出会える機会がありますし、自分の興味や実力を生かせる発見があると思います。

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