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  1. 住宅ローンの利息支払いは、”費用対効果”が実は高いと考えられる理由
昆知宏

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昆知宏(こんともひろ) / ファイナンシャルプランナー

新潟住まいのお金相談室株式会社

コラム

住宅ローンの利息支払いは、”費用対効果”が実は高いと考えられる理由

2020年7月13日 公開 / 2020年8月8日更新

テーマ:★失敗しない!住宅購入情報★

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 住宅ローン 固定金利ライフプラン 相談ファイナンシャルプランナー 相談

住宅ローンの利息をできるだけ払いたくない...

と思っている方はいませんか?



おそらく皆が皆そう思っていると思います。



ローンを組んで住宅を買う以上

利息の支払いは避けることのできないこと。



しかしこの”利息”についてしっかりと

考える人はそう多くありません。



なぜなら、分からないことが多いからです。



変動金利で住宅ローンを組んだ場合は

将来の金利など誰にも分かるはずなく



正解がないことを予測だけで考えていても

疲れてしまうだけで時間の無駄なのかもしれません。



では今日は少し掘り下げて、



”利息”



のそのものの意味を考えてみたいと思います。



きっとあなたも利息の意味を知れば、

住宅ローンに対する考え方が

変わってくると思います。


利息とはまさに、タイムイズマネー






ざっくり言うと利息とは、

時間の価値です。



あなたが今欲しいと思っている家は

本来ローンを組まなけければ、



30年、35年とローンの年の数だけ

頑張って貯金を続けないと

買うことができませんよね。



しかしローンを組めば、

30年後ではなくあなたの思った瞬間、

まさに”今”、家を手にすることができます。



ローンを組まなければ30年後だったものが

今すぐ買うことができる。



タイムワープのようです。



例えば3,000万円を30年返済で、

今月の固定金利1.30%で組んだ時

支払うことになる利息総額を

見てみましょう。



計算すると、



3,000万円の借入に対して、

支払う利息の累計は、

7,356,564円となります。



つまり30年分の時間の価値が

約735万円ということになります。



30年待って住宅を手にするよりも

今この瞬間に住宅を手に入れる対価として

735万円の支払い義務が発生する。



さあ、あなたはどう判断しますか?



高いと思いますか?

安いと思いましか?



私は安いと思いました。

(理由は記事の最後に...)




変動金利の場合の時間価値は”時価”







【時間の価値が”時価”】



なんてよく分からない表現ですが、

(だから変動金利は理解が難しい)



例えば先ほどと同じ条件で、

3,000万円を30年返済の例を見ます。



今度は仮に第四銀行の変動金利

0.725%と借りたとしましょう。



金利が最後まで上がらなかった場合の

支払い利息の総額は、



3,975,857円です。



さっきの約735万円よりかなり

リーズナブルですよね。



お買い得のように見えます。



実際に金利が全く上がらなければ、

かなり安く時間を買えたことになります。



しかし例えば10年後に



・金利が1%上昇してその後そのままだと



7,040,797円

※まだ固定より安いですね。



・金利が2%上昇してその後そのままだと



10,331,848円

※固定を越えましたね。



こんな感じで随分と高い時間価値を

支払うことになります。



変動金利の場合は理論上は、

金利の上昇限度がないため、

利息の上限もないことになります。



だから時間価値が決まってなくて

高級寿司店のように時価になるのです。



最初安そうでお店に入って見たら、

後で思わぬ請求でギョッとする。



こんなことがあるかもしれないし

ないかもしれないってことです。




金融商品は時間の取引






現代社会では金融商品がこのように

事実上の時間価値に置き換えられて

取引をされていることが多いのです。



逆にこれらの仕組みを理解することが

できればお金の不安に追われることなく

賢く生きていくことができるわけです。



例えば最近流行っている、



・つみたてNISA

・iDeCo



等は、あなたのお金を企業なり

国なりに投資して、



その対価として見返りを期待する

ということです。



つまり将来の利益をもらえる(かも)

取引をしているわけです。



今はこうだけど将来はもっと良くなる

ことを期待して投資をする場合は、



時間が経てば価値が発生し、

あなたに戻ってきます。



時間を売ったことになります。



住宅ローンで利息を支払う事と、

逆の取引をしているわけですね。



つまりあなたは日常的に、

時間を買ったり売ったりして、



その対価を払ったりもらったり

していることになります。



結局、住宅ローンを払うのってどうなの?






ちょっと話が難しかったかも

しれませんが、



結局住宅ローンを組むことって

どうなるのか?



というところですが、



私は個人的には30年間の時間が

堅く見て固定金利で約700万円程度で

買えるのであればかなり安いと思います。



人生の充実期である30~50代に

快適な空間に住める事が一番だし、



時間を買ったことにより掛け捨ての

家賃がカットできてローンを完済すると

自分の資産になるのも大きいですね。



老後に家賃を払い続けることは、

やっぱりきついと思います。



更に今は政策で住宅ローン減税もあります。



先ほどのケースの場合は、

約250万円の減税が期待できます。

(事実上の利息軽減です)



時間価値のバーゲンセールの

ようなものです。



ローンをどれだけ組んでいいかは

それぞれの家計により異なりますが、



無理のない範囲内であれば、

ローンを組んで家を買うことは、



・時間価値と家賃損失の関係

・所有時の快適性の著しい向上



そしてローン減税を理解すると

かなりおいしい取引であるように

私個人的には思います。



あなたはどう思いますか?



PS



あなたの一世一代である住宅購入という

”取引”が妥当であるかどうか

確認したいという方は、

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ご利用ください。



客観的にデータを見ながら、

第三者のアドバイスを受けることで

あなたのもやっとしていたビジョンが

明確になるかもしれません。

この記事を書いたプロ

昆知宏

マイホーム購入のお金の不安や疑問を解決するプロ

昆知宏(新潟住まいのお金相談室株式会社)

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