マイベストプロ新潟
昆知宏

マイホーム購入のお金の不安や疑問を解決するプロ

昆知宏(こんともひろ) / ファイナンシャルプランナー

新潟住まいのお金相談室株式会社

コラム

フルオーダー注文住宅の高価格化が止まらない理由

2020年2月25日 公開 / 2020年3月29日更新

テーマ:★失敗しない!住宅購入情報★

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅住宅購入 諸費用ライフプラン 相談

新型コロナウイルス。
とても心配ですよね。

私も万全を期して2月は東京出張は
全キャンセル。

ちょっとオーバーな対処方法かなと
思っていましたが自粛して正解
のような空気になってきました。

さて、ここにきて一つ心配なことがあります。

それはコロナウイルスの影響で、
建築資材の納期が遅れ始めている
ということです。

特に春先にはメーカー在庫量も減り、
工事遅延や代替え品への切り替えなど

家づくりにダイレクトに影響を
及ぼしてきそうな印象を受けます。

需要に対して供給量が低下しており
材料価格も高騰しそうな感じが濃厚です。

コロナウイルスの影響に限らず、
年々住宅価格は大きく向上しており
少し不穏な空気になってきました。


不動産購入価格と収入の関係







相談者の方と話して気づいたのですが

新潟市の東区・西区・中央区で
土地を買って注文住宅を建てる場合、

以前よりも返済のハードルがかなり
上がっている事実に気付きます。

これはなぜかと言うと、

・人気エリアの土地の価格が高騰
・住宅価格が高騰

しているのも関わらず

収入は依然と同様水準であり
物価が上がっていることに対して、
収入上昇が追いついていないからです。

例えば、

今から5年ほど前までは、

・土地1,000万円
・建物2,000万円

の予算を見ればそれなりに希望を
叶えることができました。

振り返ると、いい時代でした。

私も家を建てた時は、

税込2,000万円をベースに考え
結果多少はオーバーしましたが
それでも2,000万円ちょっとでした。

かなりこだわった注文住宅で
なおかつデザインもこだわったので
今考えるとこれは破格です。

もし今年同じものを建てるとなると、
当時よりは25%以上は確実にかかる。

つまり2,000万円で買えたものが
2,500万円くらい出さないと
無理になっているということです。

でもだからといって、
収入はそんな割合で上がっていない人が
ほとんどですからこれはキツいはずです。

返済の難易度だけ上がっているのです。


家の値段は実際に大きく上がった






物の価格が上がり続けることを
経済用語でインフレーションと
言います。

略してインフレです。
言葉はなんとなく聞いたことありますよね。

私が家を買った時から、
今までの年数を年率2%の
インフレした前提で計算すると、

2,000万円で買えたものが、
今2,500万円近くなっているというのは
増税分も加味すると計算上合います。

上がっている分野はしっかり
上がっているのです。

インフレを分かりやすく言うと、

以前は2,000万円で買えたものが、
今では2,500万円出さないと買えない。

これはつまり、

現金の価値が落ちていることを
意味しています。

同じ物が純粋に高くなるのは
分かりやすいインフレですが、

最近は隠れインフレと言って、
価格は据え置きで内容量が

減っているというケースをよく
見かけますよね。

新潟らしい分かりやすい例えで言うと、

お菓子の「ハッピーターン」は、
価格は据え置きでも
中身が「120g→108g」になっていて
実質10%値上げになっていたります。

これも同じ値段で同じもの(量)を
買えなくなっていますよね。


家の値段、もっと上がると思う?






土地は人気エリアについては、
ある程度高止まりすると思いますが、

家の価格は正直まだまだ上がりそう
と見ています。

最近はこういった背景から、
土地+建物の合計を3,000万円以下、

もしくは建物の価格を2,000万円以下
に抑えるために、

住宅メーカーはコスパの高い規格住宅の
開発に力を入れています。

規格住宅とは間取りや形が決まっている
住宅のことを言います。

お客さんの家にかける予算は、
増えるわけではないので効率化して
コストダウンを図るのは自然な流れですよね。

注文住宅は2,000万円以下はおろか
2,500万円以下もだんだんと厳しく
なり初めようとしています。

しかしある程度規格化すれば、
人件費を初めとしたあらゆるコストを
削減することができますので、

リーズナブルにお客さんへ住宅を提供
することができます。
(そのかわり希望を選択できる幅は狭まります)

注文住宅では一棟一棟設計する手間、
細かく打ち合わせをする手間、

これらが規格住宅の何倍もの打ち合わせが
必要になるため費用がかかるのです。

収入は上がらずとも物価が上がると
住宅業界はますます規格住宅シフトへ
拍車がかかるのは確定路線なので

しっかりと注文住宅を建てたいと
もしあなたが思っていれば、

ここまでの流れから早い方が
価格的なメリットを享受できると
考えるのが自然です。

これからの家の値段は、

注文住宅と規格住宅の差が格段に
広がり注文住宅を手に入れるには

相当な資金的な余裕が求められる
ようになります。





あくまでも個人的な予測ですが
中期スパンで未来を見ていくと
こんな感じになろうかと思われます。

ガッツリ注文住宅を考えている人は、
その予算が妥当かどうかを
しっかりと考えるようにしてください。


PS

予算が妥当かどうかは、
マイホーム予算診断サービスでも
知ることができます。

この記事を書いたプロ

昆知宏

マイホーム購入のお金の不安や疑問を解決するプロ

昆知宏(新潟住まいのお金相談室株式会社)

Share
関連するコラム

コラムのテーマ一覧

昆知宏プロのコンテンツ