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間取り変更を伴う改築は、再度の構造計算が必要です

2023年3月1日

コラムカテゴリ:住宅・建物

間取り変更を伴う改築は、柱や壁、梁を入れ替えるので構造体が変わります。
その結果、地震に対する耐力不足が発生したり、耐力壁の位置が変わる可能性があります。
それを防ぐ為に再度の構造計算が必要です。
最初は床面積に必要な耐力壁の長さを計算します。
足りなければ補強しなければなりません。

2023_03_01-1

次に偏心率を求めます。
先ずは、家の重量を計算して重心を決めます。
同時に耐力壁の位置によって決まる剛心を決めます。
それによって判明する偏心率を計算します。
不適合であれば、耐力壁の位置を変えなければなりません。
伝統構法の家や古民家は耐力要素が違うので許容応力度計算法では対応できません。

2023_03_01-2

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2023_03_01-4



それに対応する為に限界耐力計算法で解析します。
私たちは各部屋の配置を決める時、耐力壁の位置も同時に考えます。
この長年の経験によってやり直す必要はなくなりました。

詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

この記事を書いたプロ

武石明

木のことを知り尽くした木造住宅設計のプロ

武石明(株式会社研創)

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