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屋根・2階床の変形防止が耐震構造の前提

2021年10月10日

コラムカテゴリ:住宅・建物

建物に地震力が加わった時、その水平力に抵抗するのが耐力壁です。
その建物の重量に比例して地震力が決まります。
各所に配置された耐力壁の強度に応じて地震力が配分されます。
その地震力を耐力壁に伝えるのが、屋根構面や2階の床構面で水平構面と言います。
この水平構面が柔らかくて変形すると、地震力を均等に伝える事が出来ません。
その為に、水平構面が変形しない構造体を作らなくてはなりません。

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一般的には、小屋筋交いや火打ち梁、2階構面には24㎜以上の合板を下張りします。
伝統構法の基本は金物やクギを使わない工法なので、太くて長い梁を縦と横に組み合わせ、変形防止の構造体を作ります。
これにより、大きな地震力に押されても元に戻る構造体となり、均等に耐力壁に伝える事ができます。
耐力壁の強度の確保は勿論ですが、水平構面の変形防止が更に重要です。

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詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

この記事を書いたプロ

武石明

木のことを知り尽くした木造住宅設計のプロ

武石明(株式会社研創)

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