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中尾里香

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中尾里香(なかおりか)

カウンセリングルーム 風舎

コラム

浮気した夫を責め続けてしまいます、どうしたら許せますか?

夫婦関係

2018年6月6日

【Q】
夫の浮気が、1年たった今でも許せず、責めてしまいます。
携帯は自由に見ていいと言ってくれたり、職場や外出先からマメに連絡をくれたりと、わたしが不安にならないよう、夫は努力しています。それでも、過去やったことはなくなりませんし、ことあるごとに責めてしまいます。責める度に、夫は「君のことがどんなに大事かわかった、ばかなことをしてすまなかった。」と謝ってくれますが、このままずっと責め続けると、さすがに夫も疲れてしまい、嫌われてしまうのではと怖いです。
「許せないなら、離婚したほうがすっきりするかもよ。」と、姉も友達も言いますが、離婚はしたくないのです。なんとかやりなおしたいのです。どうしたら、夫を許せるでしょうか。

【A】

許せないのはあたりまえ


苦しいですね。おっしゃる通り過去の出来事はなくなりません。
ですから、結論から言うと「許さなくていい」のです。ご主人が浮気したということを許す必要はありません。
それよりも、まず「許せない自分」を許してあげてください。自分のケアが大切なんです。

今でも責めてしまう、許せないのは、今でも傷ついたままだからです。この1年間、ご自身の傷は全く癒えていないんです。傷口はずっと生々しいままで、風が吹いても痛いという状況です。「痛い!どうにかして!!」という叫びが、ご主人を責めるという行為になっているのでしょう。

「責める」のは対処療法にはなります


あなたが「痛い!どうにかして!!」という状態になったとき、物凄く痛くて仕方ありませんから、そのときの痛みを一時的にでも和らげる必要があります。ご主人を「責める」と、謝ってくれるので一時的に少し楽になります。いってみれば、「責める」という行為は対処療法なんです。
大怪我をして傷口が痛いときの鎮痛剤のようなものです。傷がある程度治らないうちに、お薬の効き目がきれると痛みが戻ってきます。鎮痛剤が必要なくなるのは、傷が治癒したときで、鎮痛剤は傷の治癒とは直接関係ないのです。

だからといって「傷が自然に癒えるまで夫を責めることにするわ」と割り切るのは、得策とはいえません。
ご心配されているように、ご主人が疲れてしまう可能性は否めませんよね。ご主人にも気持ちがありますから。

そこで、その場合、対処療法よりも傷の手当てに目を向けるほうがいい。

自分自身の手当てを優先する


1年たっても傷が生々しいままだということは、時間による自然治癒を待つのも辛いことです。ですから、もっと積極的にご自身の傷の手当てが必要です。
辛い気持ちに捉われるときには、自分を抱きしめてあげること。「うんうん、ショックだったよね。辛かったね。」と、ご自身の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
どんなショックを受けたのか、今だにどんなに辛いのかということを誰かに聴いてもらうことができれば、それに越したことはありませんが、ただ「うんうん」と気持ちを受け取って聴いてくれる人に話してください。プロに聴いてもらうのは効果が大きいです。
そうして、少しずつ傷を治していきましょう。

それでも、時々対処療法が必要であれば、ペットボトルにご主人の名前を書いてボコボコに殴るというのもありですが、どうしても「責める」という対処療法しかやりたくない場合は「傷を治すために頑張ってるところだから、時々責めるけどつきあって」と伝えておいてはどうでしょうか。

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