あらゆる相談窓口を開放する“パソコンの何でも屋さん”（3/3）

これまでの修理事例を基に独自に作成したデータベースの更新や日々の情報収集も欠かさない。

地域に根ざした活動で、目指すのは“まちの電気屋さん”

　「小さな企業や個人宅には、当然パソコンの専門スタッフを置いておく訳にはいきませんよね」と、上戸さんは語りかけます。「『PCスタッフ』という名前にしたのは、『お客様一人ひとりにとってのスタッフでありたい』との想いからです。個人・法人にとらわれず、地域にとけ込んだ、マンツーマンの対応を目指しています。現在は、パソコンや携帯電話意外にも、インターネットなどを利用したネットワークが、家庭の中にたくさん存在しています。インターホンや太陽光発電システム、各家電製品と繋がったネットワークなど形態は様々で、その環境に対峙し修理・調整ができる窓口の存在が、これからは必要となってくるでしょう」と上戸さん。「かつて商店街にあった“まちの電気屋さん”のように、何でも相談できて頼ってもらえる地元と繋がった存在になりたいですね」。新しい技術を取り扱う昔ながらの店。現代の世の中に必要とされているのは、こうした“想い”を抱く店なのかもしれません。
（取材年月：2015年2月）

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