人の核心を見出し育てる、人材育成のトレジャーハンター（3/3）

人の核の部分を研修し、可能性を広げる、温かみあふれるチャレンジ

　以前、あるセミナーの主催者から、永田さんはひとつの評価を受けたそうです。「彼女が行っていることは人間の核の部分の研修」であると。永田さんは、セミナーや研修において、「自分を受け入れること」を第一に伝えます。「自分を受け入れると、相手を大切にすることに自然と繋がっていきます。やがて社内の雰囲気が改善されていけば、企業の表情も良くなって、業績にも影響するんですよ」。就職支援に関しても、自分を認めることで、その人の表情や外見にも表れていくもの。「人それぞれに経験はあり、そのひとつ一つが宝物なんです。本人は『大したことない』と思うかもしれませんが。自分の宝物を知り、それを表現するコツをお伝えすることが、私の仕事だと思っています」。まさに人本来の核心部分を突く言葉です。
　今後は、「一般の方でも参加できるオープンな催しもやっていきたい」と話す永田さん。「カウンセリングやコンサルティングという堅苦しい前提抜きで、ふらっと遊びにきて、発散して帰ってもらえるような、そんな空間づくりを目指したい」。「皆さんが安定した気持ちで暮らせるように。そう願う人たちのお手伝いを、これからも取り組んでいきたいですね」。永田さんの、人の核を育てるあたたかな“宝物探し”はこれからも続いていきます。
（取材年月：2015年2月）

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