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中嶋幸子

実績に裏づけされた営業、交渉技術コンサルのプロ

中嶋幸子(なかじまさちこ) / 営業コンサルタント

ワタシイズム

コラム

交渉人「桃田太郎」第8章 ZOPAを探る

2020年2月15日

テーマ:交渉ドラマ 「交渉人桃田太郎」

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 会話術企業研修人材育成 研修

第8章 ZOPAを探る

鬼島「私もそこまで鬼ではない。そんなにこの時計を買い戻したいなら65,000円までなら落としても構わない」
猿田「いや、どう見ても鬼でしょう・・・」猿田がつぶやいた。
鬼島「どうだい桃田さん65,000円で売ろう」
桃田「鬼島さん、本来なら、この時計の買い戻し価格は、50,000円から70,000円という交渉金額を提示するところですが、今回はあまりにも理不尽な売買なので、私がこの時計を買い取る金額は、5,000円以上でも5,000円以下でもない。5,000円です」
桃田はキッパリ言った。
鬼島「いや、わたしもこの時計が気に入ったのでね。安く譲る気はないんだよ」

ずうっとイライラしていた部下がここで口を挟んだ。

猿田「鬼島さん!そんな悪徳商売して、良心が痛まないのか!?」
鬼島「私はみんなに嫌われていることはよくわかっている。そんなこと何とも思わない」
雉沢「どう考えても、この取引はおかしいでしょう」
鬼島はムッとしたようだ。

犬山は少し冷静に
犬山「鬼島さん、ご存知かもしれませんが、あの時計はおじいさんがこのおばあさんのために結婚記念日に贈った大切な時計なんですよ。あなたも奥さんがいるでしょう。あなたがもし奥さんにプレゼントしたものを事情があって手放したら悲しいでしょう?」

鬼島「・・・・」
ここで、意外な人が口を開いた。

つづく

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