一人一人に寄り添い、笑顔になれるビーズジュエリー作りをレクチャー（2/3）

仕事や育児など、おしゃべりすることで心身をリフレッシュする機会にも

　「当方では、かぎ針でワイヤーを繊細に編み上げるワイヤーレースや、手でひもを組むマクラメ編みなど、さまざまな手法を学んでいただけます。色鮮やかなビーズや天然石を並べて、デザインを考えているだけでもワクワクしますよ」

　近藤さんが現職に出会ったのは、出産後、母のすすめでビーズアクセサリーの認定講座を受講したことがきっかけ。すぐにとりこになり、勉強に励むように。今では講師業のほか、プロの作家として百貨店やイベントに出店するなど活躍の幅を広げています。

　「当初は子育ての真っ最中で時間に追われる毎日でしたが、制作に打ち込むことで自分らしさを取り戻すことができました。何よりも、出来上がった時の達成感や充実感が大きいんです」と目を輝かせる近藤さん。自身が経験した感動を、多くの人と分かち合いたいと言います。

　「レッスンは1回約2時間。材料やレシピを用意してお待ちしています。分からない所はしっかり聞き取った上で指導いたしますので、遠慮なく質問してくださいね」

　コミュニケーションを大事にしているという近藤さん。その人柄にひかれ、リピーターも少なくないようです。
　「教室では、仕事や育児などいろんな話をします。回数を重ねるごとに自然と親しくなり、生徒さんから『会うのを心待ちにしていた』と言われることもしばしば。今の時代、特に家庭を持つ女性は自分の時間を持つことが難しいと思います。おしゃべりしながら手を動かすことで、心身ともにリフレッシュしていただけたら幸いです」

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