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岡本洋平

中小企業の「SDGs経営」導入・支援に特化したプロ

岡本洋平(おかもとようへい) / 中小企業診断士

SMEビジネスコンサルティング合同会社

コラム

最新版:SDGsとは? SDGsのメリットとデメリット

2020年5月5日 公開 / 2020年5月22日更新

テーマ:SDGs

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 働き方改革経営戦略

2020年に入り、SDGsの認知度は昨年の16%から29%まで大きく上昇しました。
国や自治体、そして大企業が積極的に取り組んでいることもあり、SDGsという言葉をよく目にする機会が多くなったのが要因の一つでしょう。
最近では中小企業にも浸透し、SDGsに取り組む中小企業は徐々に増加しています。

ここでは今さら聞けないSDGsの基本から、SDGsに取り組んだ場合のメリット・デメリットをお伝えします。



SDGsとは?取り組みの基本

SDGsとは、「持続可能な開発目標」の略称です。
国連で2015年に採択されたアジェンダ(検討課題)をもとに、2030年までに達成すべき目標を定めたものです。

つまり簡単に言えば、2030年までに世界中で取り組まなければいけない共通の目標が「SDGs」です。
その目標は大きく3つに分かれ、「環境」「社会」「経済」の目標があります。
さらにそこから各目標を細分化し、17のゴールが設定されています。

17のゴールは貧困の撲滅などの世界的な課題から、働きがいや森林保護などの身近な課題まで、非常に多様な目標があります。
これら17のゴールを達成するために、様々な活動を行っていきます。
特に中小企業では地域との関係や少子高齢化社会などへの対応から、SDGsの取り組みは非常に親和性が高いものとなりやすいです。

そして中小企業は現場とトップの距離が近いため、大企業より一体感の高い取り組みが行えます。
現状では大企業や金融機関が率先してSDGsに取り組んでいますが、中小企業のほうがSDGsに取り組んだ時の効果は大きくなります。

SDGsに取り組むうえで注意しなければいけないのは、SDGsが「社会貢献活動ではない」ということです。
社会貢献活動と認識している経営者の方は、SDGsに取り組むのに二の足を踏んでしまいます。
ですが実際は「ビジネスとして世界共通の課題に取り組み、自社も利益を稼ぐこと」が、SDGsの基本概念です。

SDGsに取り組むメリット

では、SDGsに取り組むメリットとは何でしょうか?
主なメリットを、それぞれ順に考えていきましょう。

1.ブランド力が高まる
やはり最も大きなメリットはブランド力でしょう。
ジャパンSDGsアワードを受賞した中小企業などは、ブランド力という面で非常に大きなメリットを享受しています。

経営戦略においても、やはり他社と差別化することができます。
世界共通の課題をビジネスの力で解決するという取り組みは、他社との大きな差別化ポイントになります。

2.組織の一体感が高まる(活性化する)
SDGsに取り組んでいる企業が例外なくメリットとして挙げるのが、「一体感」です。
社長に言われるのではなく、上司に言われるのでもない。
SDGsという第三者視点の目標は、現場従業員にとっても納得しやすいため組織の一体感を高めることにも役立ちます。

3.次世代のビジネスモデルをそのまま踏襲できる
意外かもしれませんが、「持続可能な企業」を目指すには利益を追求するよりも「SDGs」に取り組んだほうが、遥かにリスクが低くなります。
例えば利益を追求すると、無理な営業を強いたり長時間残業を常態化させてしまうことにもなります。
それが結果的に人材の流出や生産性低下につながるケースは非常に多く見られます。
対してSDGsは、働きがいと利益の双方をバランス良く追及するための指針にもなります。

SDGsに取り組むデメリット

では、逆にSDGsに取り組むデメリットとは何でしょうか?
それぞれ順に見ていきましょう。

1.SDGsウォッシュ
デメリットで最も大きなものは、この「SDGsウォッシュ」です。
SDGsウォッシュとは、SDGsに取り組んでいると公言しているにも関わらず、実際は取り組んでいなかったり真逆のことをやっていたりする行為です。

最近の例では、女性活躍の立場を取っている方がセクハラを超えた行為を行っていたり、食べたらそのままポイする「リサイクル」を全く考えていない食品を販売したりといった行為が「SDGsウォッシュ」に該当しました。
こういった行為は通常より反感を買うことになり、企業にとっては炎上リスクの原因にもなります。

2.価値観
これはSDGsを続けるうえで重要な概念ですが、価値観がズレてしまっているとSDGsに取り組むのが厳しくなります。
本当は環境のことなんかどうでもいいのにエコに取り組む、自社の労働環境を改善する気なんかないのに働きがい改革に取り組む。

こういった行為はおそらく「SDGsに取り組むことがカネになるからやる」といった価値観が根底にあるのかもしれません。
しかしこのような価値観でSDGsに取り組んだ場合、そのうち続けることがキツくなってしまいます。
だからこそ、「将来のために自社で取り組めることを実施し、利益につなげていく」という価値観が必要となります。

SDGsは「将来のあるべき姿」

SDGsの良いところは、理想の将来を明示していることです。
2030年までに何をすれば良いのか、どうすれば自社の経営が良くなるのか、どうすれば持続可能な社会を築けるのか。
その答えがSDGsです。

その将来の姿に向け、「じゃあ今から何をやるか?」と考えることがSDGsに取り組む第一歩です。
自社の歴史やストーリー、強みや想いなどを踏まえ、出来ることから一つずつ取り組んでいくと良いでしょう。



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