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コラム

借金を残したまま親族が亡くなった…兄弟姉妹の場合でも相続破棄は必要?

遺産相続

2016年12月8日 / 2017年1月31日更新


一般的に遺産相続というと、亡くなった方が残した遺産を、残った相続人の間で分割して相続する、といったイメージをお持ちの方は多いと思います。

しかし、遺産相続は必ずしも遺産を相続できるだけとは限りません。もし、被相続人が借金を残して亡くなってしまっていたとしたら、相続人となったものに対してその借金の支払い義務が生じてしまうからです。

いくら親族とはいえ、自分がまったく関わっていない借金を積極的に支払いたいという方は、なかなかいらっしゃらないと思います。

そこで、もし亡くなった方が遺産以上に借金を残していた場合、相続放棄といって、すべての遺産の相続を放棄できる権利があります。

相続放棄をすれば、遺産を相続することもできなくなりますが、借金の支払い義務も同時になくなります。

しかし、この相続放棄には一つ問題点があります。それは1人が相続放棄をしても、場合によっては親族の借金支払い義務は「なくならないケースがある」ということです。

さてそれはどういった場合なのでしょう?今回はこの相続放棄についてご紹介します。

相続の順番

冒頭でご紹介した、1人が相続放棄をしても、場合によっては親族の借金支払い義務はなくならないケース。これは相続の順番が関係してきます。

例えば、被相続人の子供は相続順位が1位となっています。しかし、もし仮にその子供も亡くなっていた場合はその子供、つまり被相続人から見ると孫に相続権が移ります。

そして孫もいなかった場合、次に相続権を得るのは、相続順位が2位である被相続人の父母です。そして、父母がすでに亡くなっていると祖父母が相続権を持ちます。さらに祖父母もいなかった場合、相続権を得るのは被相続人の兄弟姉妹となります。

相続権の考え方、誰かが破棄したら権利が移る

前項でご紹介したように、相続には順番があります。配偶者は常に相続人となりますが、その配偶者がいなければ第一位の子供、子供がいなければ孫、孫もいなければ父母といった形で順番は巡っていきます。

そしてこの順番は被相続人の甥、姪。つまり被相続人の兄弟姉妹の子供まで続いていくことになります。

相続権の考え方として、誰かが相続を放棄した場合、その相続人はいないものとなります。

つまり、前項でご紹介した亡くなった場合と同じ考え方です。

仮に被相続人の子供が相続を放棄すれば、子供は亡くなったものと同じとなり、孫へと相続権が移ることになります。

相続順位2位の父母が相続放棄をすれば、第3位の兄弟姉妹も相続放棄が必要

相続人の中に誰も相続をする人がいなければ、最終的に相続順位第3位である兄弟姉妹まで相続権は移っていきます。

つまり、兄弟姉妹であっても相続放棄をしないと被相続人が残した借金の支払い義務が生じてしまうということです。

ただし、相続放棄はあくまで自分が相続の権利を持っている場合に限って認められている権利です。

そのため、相続順位が自分よりも上である被相続人の子供や父母が相続放棄をしていない段階で、兄弟姉妹が相続放棄をすることはできませんのでご注意ください。



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