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高橋龍次

命を育む健康住宅だけをつくり続ける建築のプロ

高橋龍次(たかはしりゅうじ) / 建築家

有限会社 バリア・フリー工房

高橋龍次プロのご紹介

家はただの空間に非ず、命を育む場所である!(2/3)

高橋龍次 たかはしりゅうじ

呼吸をする家を叶える地産地消の素材たち

 高橋さんがこだわるのは、考え方はもちろん、素材選びに大きな特徴が。「最初は無垢材ならなんでもいいと思っていました。でも普通の木材は80~120度の高温で蒸気乾燥させたもの。つまり木の細胞は死んでしまっているわけです」。バリア・フリー工房で使う木材は、日南市に生えている飫肥杉を38度の低温で3週間熟成乾燥させた“音響熟成木材”。音響と名前のごとく、なんとバッハの曲を聴きながら乾燥された木材だそうです。

 「低温で乾燥させているから、細胞は壊れずに生きています。そうすると家のなかで木の命、人の命が育みあって暮らしていけます」と高橋さん。さらに「杉の木には、発酵を促すために麹菌を助ける物質が多く含まれていることが、九州大学の研究で明らかになっています」と高橋さん。つまり生きた杉の木の家で暮らすことは、免疫力をあげていってくれることになります。

 「ここの壁はもともと珪藻土が塗ってあったんです。そこにあとからこの漆喰を重ねて塗ったら、びっくりするくらい白から真っ黄色の壁になって、しばらくしたら白く戻りました」と話してくれたのは、事務所の壁に塗られた“幻の漆喰”について。普通の漆喰や珪藻土だと吸湿性能はあるものの、分解まではできないのだそうです。ところが幻の漆喰は光熱触媒機能を備えた素材ゆえに、光が当たると空気中のゴミや有害物質を吸着・分解してくれます。珪藻土が吸着したままだった成分を、重ねた漆喰が吸着して黄色くなり、それを分解できたから再び白くなったわけです。

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