マイベストプロ宮崎
常盤直孝

スポーツ選手や働く人の身体の不調を調整するトレーナーのプロ

常盤直孝(ときわなおたか) / 理学療法士

フィジカルケア宮崎

コラム

インナーマッスルと肩関節の痛み

2021年5月10日

テーマ:痛みの予防

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: トレーニング方法パーソナルトレーニング五十肩 予防




 「インナーマッスル」という言葉を聞かれたことがあると思います。肩関節に関しては、上腕骨の骨を肩甲骨に安定させる機能のある、肩甲骨から上腕骨頭に付着する筋のことをいいます。具体的には棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。腕の骨を関節に安定させるので、この筋に機能不全が生じたり、筋損傷などが生じると、上腕骨が安定して動くことが出来ず、腕が上がりにくくなったり、腕を90°くらいの高さで保持することが出来なくなります。若い人では転倒して肩を強打することで損傷を起こすことがありますが、高齢者では、いつのまにかこの筋に損傷が生じ、筋がうまく機能しなくなることもあります。
 

スポーツ選手とインナーマッスル

 高校生などでインナーマッスルの強化と称して、筋力トレーニングをすることがあります。インナーマッスルが萎縮していたり、うまく機能していない人は、強化トレーニングが必要なこともありますが、健常に機能している人は、特に強化をする必要はありません。強化をするとは、筋肉を太くするということを意味する場合がありますが、この筋肉はスポーツ活動においては、太くするよりもきちんと機能させることが重要です。そのためには、肩甲骨がしっかり動くことが重要です。手術後の人や脱臼後の人、あるいはもともと肩が緩い人などを除き、通常はインナーマッスルは軽めにエクササイズを行い、肩甲骨の動きをしっかり出すようにトレーニングする方が、インナーマッスルをスポーツ動作の中で十分に機能させることにつながります。
 

インナーマッスルとトレーニング

 インナーマッスルだけを単独で機能させるには、そんなに大きな負荷を必要とするわけではありません。僅かな負荷で十分です。アウターマッスルと呼ばれる三角筋や大胸筋など、肩の外側の大きな筋が働き過ぎると、肩の安定性には都合が良くないのです。重要なのは、インナーマッスルとアウターマッスルの機能的バランスです。そのためにも、肩甲骨周囲筋のトレーニングや脊柱の柔軟性を考慮したトレーニングと合わせて実施していくことが重要となります。肩甲骨がしっかり動くことで、肩関節の安定性の改善につながります。
 フィジカルケア宮崎では、こうしたトレーニングの指導も実施しております。痛みに対するトレーニングだけでなく、パフォーマンス向上を目的としたトレーニング指導も実施しております。どうぞお気軽にご連絡下さい。

この記事を書いたプロ

常盤直孝

スポーツ選手や働く人の身体の不調を調整するトレーナーのプロ

常盤直孝(フィジカルケア宮崎)

Share

関連するコラム

常盤直孝プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-3667-8350

 

施術中は電話を取れない事もあるため、折り返しご連絡します。メールやホームページ、お電話でご予約の上ご来店下さい。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

常盤直孝

フィジカルケア宮崎

担当常盤直孝(ときわなおたか)

地図・アクセス

常盤直孝のソーシャルメディア

instagram
Instagram
youtube
YouTube
2020-08-18
facebook
Facebook

常盤直孝プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ宮崎
  3. 宮崎の美容・健康
  4. 宮崎のマッサージ
  5. 常盤直孝
  6. コラム一覧
  7. インナーマッスルと肩関節の痛み

© My Best Pro