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上別府正悟

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コラム

薬の適切に保管する方法と注意点

2018年8月19日

テーマ:薬の服用

コラムカテゴリ:医療・病院

頭が痛い…棚に入っていた頭痛薬、いつのものだかわからないけど、飲んでおくか。
こんな経験ありませんか?

実は、とても危険なことだとご存知でしょうか。保管方法が悪いと、本来の効き目を得られなくなってしまうだけでなく、体に良くない状態に変化してしまっていることもあります。

薬の保管方法を誤ると、化学変化が起きてしまう

薬は、長期間保存している間に変化が起きても、食べ物のように見た目が変わるわけではないため、気付きにくいものです。

しかし、時間が経てば、化学変化によって劣化してしまう可能性があります。
効き目が下がるだけでなく、有効成分が分解されてしまったり、副作用を起こしやすい物質に変化してしまったりします。

保管場所、温度、期間について

まず、適切な保管場所とはどんな環境でしょうか?
それは、直射日光が当たらず、湿気の少ない涼しい所です。

日光を浴びたり、温度や湿度が高かったりすると、薬の劣化を引き起こしやすくなります。薬によっては日光によって成分が分解されてしまうこともあるため、直射日光には特に注意が必要です。車に置きっぱなしにすることもないようにしましょう。
この保管環境はどんな薬にも当てはまる基本的な条件です。

保管場所の具体的な温度は、薬ごとの用量用法に従いましょう。
冷蔵保存は4℃、冷所保管は15℃以下、室温保存は1~30℃を指します。

保管期間は、記載されている使用期限や有効期間を守りましょう。
薬によっては外箱に開封年月日を書き込める箇所があります。これを活用するのもよいでしょう。また、期限にならなくとも、粉薬や顆粒薬が固まってしまった、錠剤が変色してしまったなど見た目でわかる変化があるときは処分します。

子供の誤飲防止のためにひと工夫を

シロップ剤は、冷蔵庫での保管に適しています。ただ、気を付けたいのは、子供の誤飲です。子供にとってはジュースに見えることもあるようで、シロップ剤の誤飲はよく起きる事故です。

子供の手の届かないところに置く、ビニール袋に包むなど、ひと工夫をしましょう。また、誤飲を防ごうとシロップ剤を移し替えることはしてはいけません。薬の劣化につながります。

錠剤、粉薬などは子供が開けにくい缶に入れてしまっておくとよいでしょう。湿度や直射日光から薬を守ることもできます。

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