「変わりたい」「自分らしく生きたい」。頼れる女性の味方として、その思いを形にするお手伝いを（2/3）

子育てや介護、年齢や経験を言い訳にしていたら、何も変わらない

　山元さんは、「Bio works」に訪れる女性の体や心の悩みに耳を傾けるうちに、「何かを始めてみたい、変わりたい、でも一歩を踏み出せない」という人がとても多いことに気づいたそうです。「女性は、妻として、母として、嫁としてなど、自分以外の役割を果たすことも求められます。でも、誰かのためではなく自分のために生きてほしいですね」。

　なかには、子育てや親の介護、自身のキャリア不足を挙げて、夢をあきらめようとする人もいます。しかし、「まわりの環境をできない言い訳にしてはダメ。どのような状況でもやりたいことをしている人はたくさんいるし、経験がなくても新しい世界に飛び込んでいる人はいっぱいいます」と山元さん。

　「女性は妊娠、出産、子育てなどで、仕事や好きなことをするのに制限がかかってしまうことは否めません。けれど、それを言い出すと何もできなくなってしまう。変わりたいと言いながら、できない理由を探すのはやめましょう」とアドバイスを贈ります。

　山元さんは、さまざまな制約がありながらも積極的に行動する人を応援しようと、自身の店舗で「朝3時間だけ」など、多様な働き方を取り入れています。「それぞれの思いをくみ取り、願いをかなえるお手伝いがしたいですから」と、笑顔で話す山元さんのまわりでは、少しずつ前に歩み出す人が増えているとのこと。実際、サポートを通じて起業をした女性は、生き生きとした表情で活躍しているそうです。

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