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コラム

爺ちゃんと孫の会話

遺言

2018年1月15日

今回は、遺言について、お爺ちゃんと孫の会話形式で話を進めてみたいと思います。長文ですがお付き合いください。

爺ちゃん夫婦は、息子夫婦や大学で法律の勉強をしている孫と同居しています。ある日の爺ちゃんと孫の会話です。

爺ちゃん 「わしも七〇過ぎたから、そろそろ財産の整理を考えておかなければ、と思っているんだが、その方法として、遺言という方法があると聞いているんだけど、遺言のことについて教えてくれないか。」
 
孫 「うん。いいよ。遺言についてはね、民法という法律に、遺言の仕方が書いてあってね、爺ちゃんが今遺言をするとすれば、自分で遺言書を書いておく方法、これを自筆証書遺言というんだ、それと自分で書いた遺言書だけども公証人という人に関与してもらう方法、これを秘密証書遺言というんだ,もう一つ公証人に遺言書を作ってもらう方法、これを公正証書遺言というんだけどね。この三つの方法のどれかによることになるんだろうけど、爺ちゃんが遺言するとすれば、自筆証書遺言か公正証書遺言のどちらかになるんじゃないかな。」。
 
爺ちゃん 「なるほどね。それで自筆証書遺言というのは、どうするんだい。」。
 
孫 「自筆証書遺言と言うのはね、民法968条で書き方が決められているんだ。まず、爺ちゃんが、遺言の全部の内容、遺言を書いた日附、爺ちゃんの名前の全部を自分で手書きすることが必要になるんだ。だから、誰か他の人に代筆してもらってもだめだし、書面が綺麗に出来るからと言って、自分でワープロやパソコンを使って作った書面でもだめなんだ。それにね、自分で書いた文章が間違ったりして書き換えた所があったときは、その書き換えた所が分かるように書面の中にきちんと書いて、そこに爺ちゃんの名前を手書きで書いておく。そして、書き換えた所には判子を押さなければならないんだよ。今話したことを守って書いておかないと、法律は自筆証書遺言として認めてくれないんだ。だから、せったく書いてあっても遺言書が無いと同じ事になってしまうんだよ。」。
 
爺ちゃん 「なるほどね。じゃ次に公正証書遺言というのは、どうするんだい。」
 
孫 「公正証書遺言というのも民法969条で作り方が決められているんだ。公正証書遺言はね、公証人が作る書面によって遺言をする方法だから、この場合には爺ちゃんが自分で書面を作る必要はないんだ。だから、公証人役場という所で手続きを進めれば、あとは公証人が法的にも間違いのない遺言書を作ってくれることになるんだ。それからね、公正証書遺言を作る時には、二人以上の証人の立会が必要になるし、公証人からは、作られた遺言書の内容が読んで聞かせられるし、書いてある内容に間違いがなければ、爺ちゃんと証人となった人のほか、公証人も作られた遺言書に手書きで名前を書いて判を押すことになっているんだ。こうして作られるのが公正証書遺言というものだよ」

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