お墓参りが社会をつなぐと考える石屋のプロ

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石の話

お墓は何故あんな形をしているのかな？①

　現代のお墓は、縦に長いタイプと横に広いタイプが有ります。大きく分けると、この2種類ですが、どちらにも属さない様な、斬新なデザインのお墓も建てられ始めて数年になります。　我々石屋は、縦に長い墓石を「和型」、横に広いお墓を「洋型」と呼びます。そのどちらにも属さない墓石は「デザイ...

お墓は何故あんな形をしているのかな？②

20年以上前は、殆どが縦に長い「和型」と呼ばれる墓石が建てられました。今は、横に広い「洋型」「オルガン型」と言われるものが多くなって来ています。理由としては、横の広い形のほうが安定感（あくまでも見た感じでの）が有るので、地震に強いのではないかと思われだしたからと、縦型「和型」よ...

石の話　②

一般的に『石』と言われるのは、地面に転がっている様な物を指します。私たちが墓石や建築・造園（灯篭等）などに使うものは、山や平地に関わらず地面の下から採掘します。そういう意味では『石』ではなく『岩』に属するものかも知れません。では、どう言った種類の石（岩)を使ってお墓や、建築用...

石の話　③

先日、久しぶりに宮城県の県南・丸森の「伊達冠石」の採掘現場に行ってきました。「伊達冠石」はアメリカ籍の彫刻家イサム・ノグチが好んで彫刻の素材として使った石材です。イサム・ノグチの美術館は、四国香川県の庵治という町にあり、多くの「伊達冠石」の作品がおいてあります。十数年前、京都...

石の話　④

写真はカメイさんのお墓です。このお墓に立て直す前は、大きな伊達冠石の自然石の墓石が建っていました。数年前に塩釜の石材店を通して、私のところに石材の手配の依頼が来ました。基本的なイメージは受注した石材店の社長（当時）が考え、実際のデザインと、CAD操作・インドに対する石材の手配、...

石は何処から来るのか！

その昔、お墓は高貴な人々や、一部のお金持ちが建てる事の出来る、「贅沢品」だったと私は思います。現在は「お墓を持つ事を、希望する人」にはすべて持つ事の出来るものになりました。では、お墓になる石材何処から来るのでしょうか？古くは、住んでる地域の川原や山から取れる石材を使っていた...

石の職人

兵庫県西宮市に「満池谷」（まんちだに）と言う場所が有ります。今その場所は、西宮市の霊園になっていますが、かつては400人余りの職人を抱える、大きな石屋がそこに有ったそうです。その石屋に居たであろう色々な職人の手によって、本御影や瀬戸内周辺から採掘された原石から、多くのお墓が造ら...

いい仕事、してますなぁ！

青森市内のお寺で、見つけました。ここまで凝った仕事をしてあるお墓、始めて見ました。お墓は地域性のあるものです。使ってある石種に関しても、その地域からほど近い所で採掘されたものがほとんどでしたが、交通・流通の発展と共に各地に広がり、色々な石材が用途別に使われるようになったので...

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