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コラム

ポストポリオ

請求事例

2018年9月9日

ポストポリオ(ポリオ後症候群)の審査請求事例を紹介します。

事例

ポリオによる右下肢麻痺で障害基礎年金2級を受給していたが、50歳頃より左下肢にも麻痺が発生。ポストポリオによる障害年金を請求するも上記症状はポストポリオによるものと認められずに不支給決定。
審査請求で処分変更となり、障害基礎年金2級の受給権が発生。前発の障害基礎年金2級と併合され、結果として1級の障害基礎年金を受給できることとなった。

解説

ポストポリオとは、『ポリオに罹患してから15~40年後、以前の罹患筋の部位に一致して、緩徐進行性に筋力低下・筋萎縮を来たすもの。』です。(医学大辞典第2版 医学書院)
また、厚生労働省は、ポストポリオについて通知を出しています。(ポリオ後症候群に係る障害認定について
上記通知では、次の4つの要件を満たした場合はポストポリオとして取り扱うことが定められています。
①新たな筋力低下及び異常な筋の易疲労性があること
②ポリオの既往歴があり、少なくとも一肢にポリオによる弛緩性運動麻痺が残存していること
③ポリオ回復後ポストポリオを発症するまでに、症状の安定していた期間(おおむね10年以上)があること
④①の主たる原因が、他の疾患ではないこと

年金機構に対し不支給決定の理由を問い合わせたところ、請求者が左膝半月板切除術、変形性股関節症による人工股間設置換術を行っていた経緯があるため、左下肢の筋力低下等の症状について④の要件を満たさないと判断されたことがわかりました。
そこで審査請求では左下肢の筋力低下等の症状が、左膝半月板切除術や人工股関節置換術の影響によるものではないことを主張し無事認められたわけですが、その決定的な要因はポリオについて豊富な診断経験を有する医師の意見書でした。

障害年金の請求から決定までには、請求者、年金事務所の職員、そして医学の専門家である診断書を作成する医師及びそれを審査する医師など様々な立場の人たちが関わりあっています。
我々社会保険労務士の役割は、そんな方たちのすれ違いや誤解を無くすためのサポートをさせていただくことだと考えます。
障害年金に関する法律知識や過去の事例、医学的知識、年金制度の趣旨、一般的な市民感情を整理することで、少しでも多くの方のお役に立てればこれに優る喜びはありません。

お困りの方は、お気軽にお問合せください。

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