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寺建文夫

痛みのない巻き爪矯正のプロ

寺建文夫(てらだてふみお)

仙台巻き爪矯正院

コラム

巻き爪で化膿したらどうしたらいい?傷ができて治るまでのメカニズムと対処法

2019年9月18日 公開 / 2019年9月19日更新

テーマ:巻き爪の対処法と予防

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 巻き爪 対処法

足のトラブルのなかでも悩んでいる人が多いのは、巻き爪と陥入爪(かんにゅうそう)です。
その主な原因は深爪や歩き方の癖、靴の選び方といった生活習慣のなかに潜んでおり、ほとんどが足の親指に起こります。

軽度な爪トラブルは、自分でケアすることで治すことができます。傷ができてしまった場合は化膿しないよう、正しい処置をすることが大切です。また化膿した場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

巻き爪と陥入爪

巻き爪と陥入爪は合併して起こることが多いので、2つを混同する人が多いですが、巻き爪は爪が変形し内側に巻いた状態で、陥入爪は変形した爪が皮膚に食い込んだ状態を指します。

皮膚に爪が食い込んだままの状態でいると、周辺の皮膚が刺激を受け続け、さらに水で濡れたり汗をかいたり、窮屈な靴を履き続けたりしていると、摩擦や細菌の影響で傷ができきてしまいます。

ここで注意しなければいけないのは、処置を間違えて悪循環に陥ってしまうことです。

陥入爪で起こる悪循環とは

爪の先が皮膚に食い込み始めた段階では、たいていの人は、その部分を切って深爪をすることが多いですが、実はこれが悪循環のはじまりとなります。

深爪をすると一時的に痛みは改善したかに見えます。しかし、爪が切り取られた部分の皮膚は、圧迫がなくなったために盛り上がります。その結果、爪の角がさらに陥入し、炎症や痛みが起こるようになります。

そして再び、痛みから逃れようと深爪を繰り返し、陥入はさらに激しくなり、炎症が起こり、赤く腫れ、痛みが出たりします。この段階になると、ズキズキする痛みで歩行に支障をきたすこともあります。

陥入爪は、初期の段階では、セルフケアで改善する可能性がありますが、ここまで症状が進行すると、根本的に治すためには爪自体の矯正治療が必要となります。ただし、傷がある場合は傷の治療が最優先となります。

正しい傷の治療とは

現在の傷の治療は、ひと昔前とは異なる考え方に基づいて行われています。

昔はケガをしたとき、細菌が傷口に入ると化膿するので「消毒をしてガーゼでしっかり覆い、傷を乾かしながら治す」という処置がとられていました。水で濡らすとばい菌が入るので、濡らしてはいけないとされていました。

ところが現在は、こういった昔の常識とは異なる考え方のもと、次のような治療法がスタンダードとなっています。

□傷は消毒しないで水道水で洗う。
□傷は乾燥させない。
□ガーゼではなく被覆材で覆う。

このような治療法を湿潤療法と呼びます。なぜ、このような方法が有効なのかを理解するために、傷が治るメカニズムについてご説明しましょう。

傷が治るまでのメカニズム

ケガをすると傷口から出血し、かさぶたができて、しばらくしたら傷が治ります。このとき、体の中ではなにが起こっているのでしょうか。

人間の体には自然治癒力が備わっており、ひとたびケガをすると、傷を治そうと体の中で次のようなことが起こります。
(1)皮膚が損傷すると、出血を止めるために傷口に血小板が集まってくる。
(2)白血球が死滅した組織や細菌を除去する。
(3)コラーゲンを生成する細胞が集まり傷口をくっつける。
(4)表皮細胞が集まり、傷口をふさぐ。

このようなプロセスで傷は治癒していきます。しかし、乾燥すると以上のような機能が十分に発揮されません。
湿潤療法はこの流れを邪魔しない治療法といえます。そして従来の方法よりも早く、きれいに治すことができます。

傷ができたときの正しい処置
人間の体にはさまざまな細菌がすみついていて、常在菌と呼んでいます。そして、傷の表面に細菌がいても、それとは関係なく傷は治るということがわかってきました。

さらに、消毒液は傷を治そうとする皮膚の細胞に害があるため、消毒液は使わず、水道水で洗い流します。

そして傷は乾かしてはいけません。

傷を治す細胞を増やして、早期に傷を治すためには、湿潤状態であることが必須です。傷の上にガーゼを当てると、ガーゼは水分を吸い取ります。つまり、ガーゼを当てると傷口は乾燥し、傷の治りが遅くなってしまいます。

そこで、湿潤状態をつくって傷を覆う「被覆材」が開発され、市販もされています。また食品用のラップで傷を覆い、その上からガーゼを当ててもかまいません。ラップは傷にくっつかず、傷を乾かすこともありません。

すでに化膿している傷の場合

通常の傷は、以上のような処置を行うと、まわりに細菌が存在したとしても、人間の皮膚が持つ自然治癒力によって治っていきます。

しかし、傷口を汚れたままにしておくと、付着した異物や壊死した皮膚組織に細菌が感染し、炎症を起こして赤く腫れて痛み、膿(うみ)が出てきます。これが化膿です。

化膿は表面だけでなく、皮膚の奥深くまで広がる可能性もありますので、自己判断で治さず、医療機関を受診し、抗菌薬や塗り薬による治療で化膿を治すことが最優先となります。

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この記事を書いたプロ

寺建文夫

痛みのない巻き爪矯正のプロ

寺建文夫(仙台巻き爪矯正院)

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