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望月陽平

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望月陽平(もちづきようへい) / 柔道整復師

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コラム

【見解】人間の構造を利用した脱臼の整復方法

2021年3月30日 公開 / 2021年3月31日更新

テーマ:身体操作

コラムカテゴリ:美容・健康

コンタクトスポーツに多い肩関節の外傷






この試合で明徳義塾高校の選手に起きた症状は肩関節脱臼の中でも1番多い「肩関節骨頭前方脱臼」です


肩関節脱臼イラスト



コンタクトスポーツで多く見られる脱臼で
肩関節を挙上した状態(手を上げた状態)で後方に力が加わった場合や、後ろから手を引っ張られたり、後方に手をついて転倒したりした場合に、肩甲上腕関節が不安定な状態となり上腕骨頭が関節面を滑って脱臼します

今回のケースはスライディングをして手をつきベースに向かっていく過程で床反力に上腕骨頭を上方に押され骨頭が抜けてしまいました。

(この瞬間ですね〜)

スライディング脱臼の瞬間

明徳義塾の監督さんは選手を育成されていく中で練習中に起きたケガのケアや脱臼の整復など数多く処置してこられていると思うので監督さん流の整復方法で脱臼を治されてました

(だいぶ、手慣れてました)


脱臼整復


カラダの構造上、脱臼した関節は筋肉などの作用で正常の位置に戻ろうとします。

特に発症直後 は
逸脱した上腕骨骨頭は筋肉や靱帯の影響により生理的正常位置に戻ろうとします。脱臼したからといって、ここで無理矢理引っ張ったりすると肩関節を構成する靱帯、関節唇、関節軟骨、関節包を痛め、その後の回復経過に支障を来たし亜脱臼などの後遺症をお越しやすくなるため、上腕骨頭が動きやすい方向を見つけてゆっくり牽引していけば骨頭は自然と関節窩に戻ります。


私の経験上、仰向けで寝てもらい上腕骨頭が関節窩移動しやすいように腋窩から斜め上に骨頭をやさしく押し込み、上腕骨をゆっくり牽引すると整復されやすいです

脱臼してから整復までの時間が短いほど筋肉が固まる前なので整復されやすい状態です。

肩関節周囲筋を効果的に動かすケア方法


怪我のリスクを減らすには「肩関節を構成する筋肉を柔軟に保つ」ことが重要です

肩を構成する4つの筋肉【回旋腱板】を効果的に動かす事で筋肉を柔軟に保つ事が可能になります。




この動画は院内外で好評いただいてるケア動画です。(ちょっと自慢入ってます 笑)
野球をやっている人に限らず肩関節を酷使するスポーツ(水泳・ハンドボール・格闘技・弓道など)をされてる人もぜひ取り入れてみてください


パフォーマンス向上のため筋肉を鍛えることは重要です。
しかし、硬く柔軟性を失った筋肉のまま更に負荷をかけてしまうと、筋肉の過剰収縮動作により関節を痛めてしまいます。

正しく筋肉を動かして関節に負担をかけない動作を身につける事で効率良く運動パフォーマンスも向上します。



今現在、春の高校野球真っ只中

将来有望な高校球児の皆さんにはケガのないようプレーに励んで頂きたいですね

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