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コラム

歯周病を招きやすい生活習慣はコレだ!

歯周病の予防

2018年1月31日

歯周病の直接的な原因は、口内の歯周病菌です。細菌が歯肉に炎症を起こし、ひどくなると歯槽骨の破壊にまで影響します。歯周組織を防御するための仕組みが、逆に歯周細胞を壊すこともあります。

生活習慣も歯周病を招きます。喫煙、肥満、ストレスは免疫力を低下させ歯周病菌を繁殖させやすくします。

歯周病の直接原因と間接原因 

歯周病は成人の多くがかかっていて、もはや国民病といえるほどです。30歳頃から本人が気づかないうちに発症し、加齢とともに静かに進行していきます。しっかり歯磨きをしていてもかかってしまう人がいる一方、普段はろくにケアしなくても問題ない人もいます。歯周病になるのはどのような原因からなのでしょうか。

歯周病になる直接的な原因は、虫歯同様に口内の細菌です。歯周病菌と総称されることが多く、主に原因となるのは30種類程度とされています。歯周病はこうした細菌に感染して起こるのです。歯周病菌には2つのパターンがあり、歯肉の表面で炎症を起こすものと歯と歯肉の間の歯周ポケットで繁殖するものです。

歯肉の表面で炎症を起こす菌が発生すると、歯肉が赤くなったり紫色に変色したり、いわゆる「歯肉炎」になります。この歯肉炎をそのままにしておくと、プラークが入り込みバクテリアが増殖していきます。バクテリアが放出する毒素により、歯肉に炎症を起こすことで歯と歯の間のすき間が広がり歯周ポケットとなります。

ちなみに、汚れが入り込むことからポケットと呼ばれています。歯周ポケットにはその環境を好む菌がすみ着くようになり、今度は毒素や酵素を分泌して歯を支える歯槽骨を攻撃し破壊し始めるのです。

細菌を撃退する免疫があだとなることも

直接的には細菌が原因ですが、撃退するための免疫があだとなって歯周組織を破壊することもあります。

私たちの体には、細菌から防御するためのシステムが備わっています。病原菌などの害のあるものが体内に侵入した際に撃退するのが「免疫」です。この免疫システムが外敵から身を守るための働きを免疫反応といいます。歯周病で歯肉が腫れたり生んだりするのはこれによるものです。

歯についた毒素や細菌が歯肉を刺激し炎症を起こすと、弱った部分から内部に侵入してしまいます。すぐに退治するべく白血球の仲間のマクロファージや好中球が集まり侵入異物を食べてしまうのです。しかし、異物が退治しきれなくなるほど増えてしまうと、細菌は細胞内部に入り込みます。細菌の毒素で細胞がやられてしまうと、さらに毒素が放出されることになるのです。

ここでさらなる対抗策として、リンパ球が「抗体」や「サイトカイン」を出してきます。サイトカインは異物を攻撃するものなのですが、重症の歯周病では放出され過ぎてしまいます。
サイトカインが刺激となることで破骨細胞を活性化させてしまうのです。正常な状態であれば破骨細胞が古い骨を破壊し、造骨細胞が新しい骨をつくるという「破壊と再生」が上手くまわっているのですが、バランスが崩れることで歯槽骨の破壊につながってしまうのです。

要は、歯周病から歯周組織を防御するための仕組みが、逆に歯を壊してしまうことがあるのです。

たばこ・疲労・ストレス・食べ方・間食などの生活習慣による全身の防御機能の低下

このように、直接・間接的な原因は細菌の増殖によるものです。それでも、発症するかどうかは歯周病の菌の多さに由来するものではありません。リスク要因には、口内環境や生活習慣なども大きく影響しています。

口内環境は関係がありそうだと納得できますが、生活習慣といわれると首をかしげる人もいるかもしれません。歯周病に影響を与えるのは、何も口の中だけではないのです。

暴飲暴食や深夜に間食するのは、胃など体にも負担をかけますし、歯のためにもよくありません。こういった食生活から、メタボ健診で引っかかるという人もいるのではないでしょうか。

メタボリックシンドロームは内臓脂肪型の肥満に加え、動脈硬化につながる高血糖や高血圧、脂質異常といった因子が2つ以上に該当する状態です。

ひとつひとつは軽症でも、複数もつことで動脈硬化のリスクが高まります。そして、意外ですが歯周病も例外ではないのです。

脂肪が増えると、脂肪細胞からアディポサイトカインという物質が分泌されます。これが歯周病の炎症を悪化させるのです。

愛煙家にとっては酷な話ですが、たばこも歯周病を促進します。たばこを吸うことで多くの有害物質や一酸化炭素が、肺や口内の粘膜から吸収され血液に入ります。毛細血管は縮まり血流が悪くなります。すると歯肉へ栄養や酸素が行かず老廃物も除去されにくくなります。

唾液の分泌も減り、洗浄作用や抗菌物質の効果が見込めなくなります。さらに歯肉の再生も抑えられ歯周ポケットが深くなりやすいのです。

つまり、喫煙により免疫力が落ち細胞の抵抗力も弱まることで、歯周病菌が繁殖しやすくなるのです。

メタボではないしタバコも吸わないからといって、油断はできません。日々頑張り過ぎている人も、ストレスを抱えているようならば気を付けた方がよいかもしれません。

必要以上にストレスを感じれば自律神経が乱れ、唾液の分泌が減ります。歯の洗浄作用や殺菌効果が落ち、免疫力が低下することになります。
人によっては無意識のうちに歯を食いしばったり、寝ながら歯ぎしりするようになったりします。この圧力はかなりのもので、歯槽骨にまでダメージを与えます。

このように、歯周病の原因にはいくつかの要素が関係しています。歯周病になりにくい人というのは、これらが少なくなっています。私たちもひとつずつ改善していくことで歯周病を予防し進行を抑えていきましょう。

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