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コラム

子供の虫歯予防に効果のある「フッ素塗布」の正しい知識

子供の虫歯予防

2018年1月13日

歯磨きしても磨き残しが多くなる子どもの虫歯予防にこそ、フッ素塗布が効果的です。

虫歯予防に効果があると世界で取り入れられているフッ素ですが、その使い方はいくつかあります。

歯科での方法と家庭でのホームケアについて説明します。

フッ素の効果

子どもの虫歯予防のためにと、フッ素塗布を希望する親御さんが増えています。毎日の生活の中でしっかり歯磨きをしていても、口の中の汚れを全て落とし切ることは大人でも大変難しいものです。それがお子さんであれば、なおさらです。そこで、フッ素の力を借りて虫歯の予防を行おうというのです。

フッ素を塗布するとどうして虫歯予防になるのでしょうか。
口の中に食べ物が入ってくると、酸が生成され歯のカルシウムやリンといったミネラルを溶かしてしまします。通常であれば咀嚼(そしゃく)によって出された唾液の働きで、溶けたミネラルも再び歯に戻っていきます。これが歯の再石灰化といわれるものです。フッ素にはミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助ける働きがあります。つまり、でき初めの虫歯ならば再石灰化によって治すことが可能になるのです。

さらに、酸の生成も抑制します。フッ素は虫歯菌の活動を抑えるほかに、歯を溶かす原因となる虫歯菌が出す酸の量も抑制します。そのため、酸によって歯が溶かされることが少なくなります。これは虫歯になりにくくなるということです。

フッ素は歯そのものにも働きかけをします。歯の成分は酸に対して弱くもろい性質をもっているのですが、再石灰化するときにフッ素が働きかけることで酸に対して安定した成分に変化します。そのため、歯は強くなり結果として虫歯予防となるのです。

フッ素のメリット・デメリット

これまでみてきたように、フッ素は酸から歯を守り歯そのものも強化してくれます。歯磨きが難しい乳幼児の虫歯予防にも適していて効果も期待できるものです。痛みも苦痛もなく、家庭で使えるフッ素入りの歯磨き粉などもあります。費用も普段のケア用品と比べて特別高いわけでもありません。

虫歯になりやすい子どもの歯ですが、フッ素を吸収しやすいのも生え始めから2年くらいまでの時期です。小学生時代にフッ素塗布を行うことで、酸に対して強い抵抗力の歯が作られるのです。お子さんがまだフッ素塗布をされていないのであれば、一度検討してみる価値はあります。国際的にも、虫歯予防でフッ素を取り入れているのが主流となっているのが現状です。

良いことづくめのフッ素ですが、デメリットとして真っ先に挙がるのがその安全性ではないでしょうか。フッ素単体では毒性がある元素ではありますが、単独で存在することはありません。複合体としては地球上のあらゆる場所に存在しています。歯に塗布するフッ素も、正確にはフッ素の化合物である「フッ化物」なのです。虫歯予防に使われている場合は量や濃度も安全性には問題がないレベルです。

子どもで、まだうがいが上手くできずに飲み込んでしまう場合などは親が気を付けてあげる必要がありますが、デメリットよりもメリットの方が大きくなっています。ただし、フッ素塗布をしたからといって、それで完全に虫歯にならないということではありません。

普段のケアもおろそかにせず、定期的な検診を受けるなどして健康管理を続けましょう。

歯科で行うフッ素塗布

フッ素塗布を始めようとすると、選択肢は2つあります。歯科で受けるものと、自宅でフッ素入り商品を使ってのケアです。これらの違いは、フッ素の濃度と期待できる効果です。

まずは、歯科で行われるフッ素塗布についてご紹介します。

歯科医では、3カ月~6カ月程度の間隔で定期的に高濃度のフッ素を塗布してもらいます。医療機関で使用するフッ素では、歯の質を強化することが見込めます。流れとしては、最初に歯のクリーニングをして表面を整えフッ素が入り込みやすい状態にします。

その後に塗布するのですが、その方法は「歯面塗布法」「トレー法」「イオン導入法」の3つです。医院により扱っている方法が異なるので、治療を受ける際には相談してみてください。

・歯面塗布法
綿棒や歯ブラシを使って歯にフッ素を塗っていく方法です。3つの方法の中で、最も短時間でできるので乳児から高齢の方まで受けやすい方式です。

・トレー法
マウスピース状のトレーにフッ化物を入れ、歯に装着することでしっかりと浸透させる方法です。トレーを上あごと下あごで、それぞれ3分から4分ほどくわえることが可能な方であれば受けられます。

・イオン導入法
フッ化物をひたした綿やトレーをくわえ、微弱な電流を流すことで歯への付着をより強くするものです。

どの方法を選ぶのかは、各自の歯の状態や通う頻度などに応じて変わってきますので、かかりつけの歯科医とよく相談してください。

自宅でできるフッ素塗布

手軽にできるのは自宅での歯磨きにフッ素配合の商品を使うことです。ドラッグストアやスーパーで販売されているフッ素配合の商品は濃度が低いため、毎日使い続けることで再石灰化を促し、虫歯の原因となる酸の生成を抑えることが期待できます。

毎日使っている歯磨き粉を選ぶときには、製品の成分表を確認しましょう。「モノフルオロリン酸ナトリウム」や「フッ化ナトリウム」が配合されているものが良いでしょう。磨くときには普段よりも気持ち多めに使うこと。フッ素を洗い流してしまわないように、すすぎは軽めにしておくのがポイントです。

口内の細菌が繁殖しやすい就寝中の対策として、フッ素洗口液も有効です。寝る前の習慣にしてしまえば、翌朝もスッキリと始めることができます。ただし、日本ではフッ素洗口液は歯科医院でのみ販売されています。フッ素塗布を歯科で受け、ホームケアとしてフッ素洗口液を使うなど、上手に組み合わせて子どもの虫歯を予防しましょう。

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