伏見信壱プロのご紹介
墓石、記念碑、塀…「石」のことならおまかせください!(2/3)
震災からヒントを得た「フラット墓石」
中国での経験は伏見さんが石材店を生業とする覚悟を決める旅でした。時がたち、再び大きな転機となったのが東日本大震災です。
「震災を経験し、墓石が絶対に倒れない、壊れないということは『絶対に』無い、と痛感しました。墓石は地震で壊れたり傾いたりするもの。でもその時は私が必ず直しに飛んでいきます、というほうが誠実だと思うんです」。
とはいえ、墓石が倒れないに越したことはありません。「実は、震災で倒れにくい墓石のヒントも得ました」と伏見さん。「地盤が良くない場所でも、カロート(納骨堂)を地上部にして台形状の土台の上に墓石を置いたものは、倒れてなかったのです」。
この形が地震に強いと確信した伏見さんは、約3年をかけて製品化に取り組みました。それが亀屋石材の提案する「フラット墓石」です。「フラット墓石の特長は、地震に強いだけではありません。元来の墓石に比べて使う石材の量がぐんと減るので価格を下げることができ、結果、石材の選択の幅が広がります。また、地上部の納骨堂脇に特殊なガラスをはめ込むことにより、納骨堂内を明るく清潔で乾いた状態に保てます」。
フラット墓石の商標登録と意匠登録は、伏見さん自身が約1年近くかけて行いました。「難しいとは聞いていましたが、自分の手でやりたいと思って」と笑顔を見せる伏見さん。こんなところからも伏見さんの仕事への熱意と誠実さが伺えます。
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