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コラム

納骨堂に般若心経

2019年10月7日 公開 / 2020年9月23日更新

テーマ:墓石

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

今日は先日完成させたお墓から「納骨堂」についてお話したいと思います。

お墓の上がっている納骨堂の内部は普段見ることはありませんね。
そしてお客様が見れるタイミングは不幸があって遺骨を「納骨堂」の中に
収めるときぐらいしか開ける事は無いと思います。
 ある意味お墓の中でとても「神聖な場所」になります。
新しく綺麗な納骨堂も、古く先祖の遺骨が眠る納骨堂も、「聖域」には変わりありません。

私たち石材業者は「納骨堂」には水が溜まらないように水抜きを基礎工事をする段階から
納骨堂の場所へ設けます。お墓は外にあるものですから雨風湿気に常に晒されております。
この「納骨堂」の水抜き工事はとても重要になります。
水抜きを設けた後は石材を組み付けて行きます。「納骨堂」も四方、石で囲われていきます。
四方の石を組み終えたら中に砂利石を敷きその上に新しく砂を敷きます。

この納骨堂の上に墓石を上げていくので「納骨堂」の内部を明るい陽射しの元、こうやって
見れる事は工事の最中でなければ見る事の出来ない場所でもあります。
 
このお墓を建てられたお客様は聖域となる「納骨堂」に「般若心経」が刻まれた石板を
中央にくる石の中にはめ込みたいという希望がございました。
誰も見る事もない「納骨堂」に奥の中央部に般若心経。

写経を納骨堂の中に遺骨と一緒に収める方々も少なくありません。
時にはご家族が書かれた「お手紙」を添える事もあります。
写経には供養の意味もあります。写経の最後の行には「~~為」という行があります、
これはまさに「誰々の為に」という意味もあり、亡くなられた方の為や、残された家族の為
に一文字一文字丁寧に想いを込めましたよ、という意味です。
話は逸れますがお墓のない方でも「写経」をする事でご供養することが出来ます。
「読経」もまた同じようにご供養になります。やはり想いが大切なのです。
そしてその「想い」を形できたことが「般若心経」の入った納骨堂です。
これからも沢山のアイデアがこの業界を進化させていくのだなと感じております。


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◇  有限会社亀屋石材
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