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堀克昌(ほりかつよし) / 歯科医

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コラム

ピロリ菌の除菌で、食道がん増加?!

2014年8月15日

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コラムカテゴリ:医療・病院

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患者必読(新見正則)という本を読みました。その2

・多くの腹部大動脈の緊急手術を経験するうちに、この直径が4センチぐらいから破裂するという経験則を多くの外科医が持つようになりました。

・高齢者でなんらかの骨折をしたことがある人に、骨粗鬆症の進行防止薬を内服してもらうと、確かに大腿骨骨折の頻度が減ります。

でもその頻度は4年間で2%が1%に減少する程度です。

つまり4年間で100人に1人が恩恵を受けます。

99人は恩恵を受けない可能性があります。

他の部分の骨折や生命予後などが不明ということです。

薬が100%安全なのであれば、飲めばよいでしょう。

しかし、骨粗鬆症の進行を止める薬の多くは、破骨細胞の機能を抑制しているので、骨の中の古い柱が増えるだけなのです。

ですから骨がチョークのようにもろくなって、かえって骨折しやすくなるという医師もいます。

・良性の胃潰瘍が一般でいうところの胃潰瘍で、悪性の胃潰瘍が胃がんと考えて間違いありません。

・ピロリ菌の除菌とは、それまで胃酸を薄めていたピロリ菌をなくすことで胃炎を解消させるという治療法ですから、今度は胃酸の濃度が高まります。

そのため、食道に胃酸が逆流すると除菌前には感じなかった胸焼けが感じることがあります。

また胃酸の食道への逆流は食道がんの原因になりますので、胃がんが減って、食道がんが増えるいう人もいます。

・インフルエンザワクチンを受けるにあたっては、感染予防は70%程度と思った上で打つ方が良い。

・インフルエンザウイルスは発病後1-2週間くらいは感染源に成り得る。

・子供が高熱を出したときは、「子供の機嫌が悪ければ小児科に」が原則です。

機嫌が悪いときは、明らかに好きなものにもいつものような興味を示しません。

・結核は痰の検査で結核菌が検出されると専門病院へ入院することが必要となります。

排菌していなければ通院治療になります。

入院期間はおよそ2か月強が一般的です。

2か月強経てば、薬が効いて排菌しなくなるからです。


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