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堀克昌(ほりかつよし) / 歯科医

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コラム

鼻づまりが片側ずつ起きる理由

2014年6月19日

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コラムカテゴリ:医療・病院

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舌下免疫療法がわかる本(大久保公裕)という本を読みました。その2

・花粉症の患者では立て続けにくしゃみが出て、鼻水が止まらない「モーニングアタック」という症状が出る人もいます。

一方、同じ花粉症患者でも「モーニングアタック」を全く起こさない場合もあります。

こうした患者の多くは、様々な刺激に鼻の粘膜が過敏に反応してしまう「鼻過敏症」を併せ持っていることが分かってきました。

これらの鼻の症状は、花粉症と全く同じですが、アレルギーとは別のメカニズムで起こっているのです。

その一つが「血管運動性鼻炎」と呼ばれるものです。

・花粉症は、日本人にとって非常に身近な病気なのに、実は患者ごとに原因も内容も異なるという「複雑な病気」です。

・鼻づまりの軽症段階では、鼻づまりは左右の鼻で片方ずつ起こることが多く見られます。

これは鼻サイクルという現象で、自律神経の働きによって自然と左右交互の鼻の粘膜が腫れるのです。

これは両方の鼻がつまって呼吸に支障をきたさないようにするために体に備わった働きといえます。

・よく、「薬をの飲み続けていると、だんだん効かなくなる」と心配す人もいます。

薬にはそのようなタイプのものがあることは確かですが、花粉症の治療薬ではそういった心配は必要右ありません。

もし、「今年は効果がなくなった。」と感じたときには、主に花粉飛散量が増えたときですので、医師に薬を追加するか別な薬を処方してもらう方が良い。



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