マイベストプロ宮城
堀克昌

インプラント・歯列矯正のプロ

堀克昌(ほりかつよし) / 歯科医

堀歯科医院

コラム

歯周病でも歯列矯正!

2013年4月9日

テーマ:歯列矯正

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 歯列矯正歯周病 口臭歯周病 予防

堀歯科医院公式HP

インプラント専門サイトはこちらです。
仙台市宮城インプラントセンター

口臭外来の専門サイトはこちらです。
堀歯科医院口臭外来

こんにちは
仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
堀歯科医院へのご予約は、022-285-0771です。
診療時間中はオペレーターが待機しておりますが、電話がすぐにつながらない場合には、何度もかけなおしてください。

ネット予約がご希望の方は↓をどうぞ。こちらは24時間対応です。
堀歯科医院 24時間オンライン予約 web予約 ネット予約





歯周病患者における病的な歯の移動

歯周病患者の場合には、支持組織が破壊され、歯を前方に押し出すような力が作用する。

つまり、下顎臼歯が近心傾斜し、上顎臼歯がそれに合わせて挺出し、さらに咬合高径が下がることによって、下顎前歯が上顎前歯を突き上げ、フレアリングを引き起こす。

この論文で示されているように、病的な歯の移動の罹患率は30-56%とかなり高い割合で報告しており、歯周病患者を治療する際に、矯正治療が必要とされるケースは、潜在的にかなり存在している。

また、その具体的な変化については、以下に記したようになる。

・支持組織を喪失すると、臼歯部の近心傾斜が始まり、バーティカル・ストップが失われるために、咬合高径の低下が起こる。

・下顎前歯では臼歯部の近心傾斜の影響を受け、挺出および叢生が起こる。

・上顎前歯では挺出するとともに、下顎前歯の突き上げを受け、フレアアウトが生じる。

・更に歯周病が進行すると大臼歯部では分岐部病変を併発し、歯が喪失し、更なる咬合崩壊につながることが多い。

(参考文献)
Pathologic tooth migration. Brunsvold MA. J Periodontol, 2005; 76 : 859-866.

*****
歯周病で来院される患者さまのお口を拝見していると、もともと歯並びが悪く、よく咬める臼歯部から歯の調子が悪くなっている方は、特に日本人では多いように感じます。

このような方の場合、咬合力の大部分を担う大臼歯部がしっかりと機能できない状態、あるいはすでに歯を喪失していて奥歯で咬めない状態ですから、咬み合わせの中心が前方に変化します。

そうなると、上顎前歯部は下から突き上げるような力を強く受けることになるので、より前方に傾斜することになります。

その結果、歯と歯の間の隙間が大きくなったり、若いころよりも出っ歯になります。

そのような場合、歯周病の治療はもちろんですが、歯列矯正も併用した方が、歯の寿命を長くすることが可能となる場合が少なくありません。

興味があれば、かかりつけ医にご相談ください。




堀歯科医院には、宮城・仙台からインプラントや矯正治療を希望される患者さまが多数来院されています。
~口臭外来や審美歯科の相談・カウンセリングにも対応~
堀歯科医院公式HP

インプラント専門サイトはこちらです。
仙台市宮城インプラントセンター

口臭外来の専門サイトはこちらです。
堀歯科医院口臭外来

堀歯科医院へのご予約は、022-285-0771にお願いします。

診療時間中はオペレーターが待機しておりますが、電話がすぐにつながらない場合には、何度もかけなおしてください。

ネット予約がご希望の方は↓をどうぞ。こちらは24時間対応です。
堀歯科医院 24時間オンライン予約 web予約 ネット予約

この記事を書いたプロ

堀克昌

インプラント・歯列矯正のプロ

堀克昌(堀歯科医院)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ宮城
  3. 宮城の医療・病院
  4. 宮城の歯科治療・口腔外科
  5. 堀克昌
  6. コラム一覧
  7. 歯周病でも歯列矯正!

© My Best Pro